2022年8月 【DIY】丸椅子を自作する

ダイニングテーブルを作った際に使用した厚さ25mmの集成材が218×910mmの大きさで残っており、それを座面にしてそのうち丸椅子を作ろうと考えていたところ、妻が「長椅子以外の椅子を作らないのか」と催促するので、作ってみることにした。

目次

丸椅子の座面を作る

手元の材から切り出した部材。
350mmの長さに切った218mm幅の集成材2枚を、座面用にダボ継ぎする。
木工用ボンドを塗って、がっちり圧着。

丸椅子の脚を作る

長椅子を作った時に余った厚さ30mm、幅200mmのカフェ板を脚の1つにする。パテで節を埋める。
カフェ板の上下につける材を作る。

脚となるカフェ板の上下には、38×89mmのSPF材を丸ノコで60mm幅にした土台と座面受けをつける。土台用は、角を手ノコで45度に落とした。

カンナで適当に面取りする。
トリマーでも面取りして、カフェ板の上下につける部材ができた。
カフェ板の上下に土台と座面受けをダボ継ぎして、木工用ボンドで圧着する。
脚が1つ完成。ちなみにこれは、長椅子を作った時とほとんど同じもの。
もう1つの脚はダイニングテーブルを作った時の余り材、60×60のホワイトウッド。トリマーで面取りした。
2つの脚を幕板 (30×40mmの垂木) で固定する。
脚の下方 (写真では上) には貫 (30×40mmの垂木) も取り付けた。
丸椅子の土台部分が完成。座面が315mmとなる高さに作ってみた。

座面の形をジグソーで整える

座面をのせてみると随分大きくてバランスが悪かった。

なるべく材は無駄にしたくなかったので、大きな座面でよいと思っていたが、4隅の角を取るくらいでは座面が大きすぎてバランスが悪いので、大幅にカットして曲線を出すことにした。

座面を作業台にクランプして、ジグソーで角を丸くカットしていく。
木目によってはジクソーの振動が増すので、ゆっくり慎重にジグソーを動かした。
ジグソーの扱いに少し慣れてきたので、フリーハンドで大胆に切っていく。
切り落とした座面。
座面にトリマーをかけて研磨してから脚にダボ継ぎして、さらに裏からコーススレッドで固定した。

コーススレッドのネジ頭を隠す埋め木をして、突き出たダボは、塗装前にあさりなしのノコギリでカットした。あまり見えない部分も丁寧に仕上げるのだ。

大胆に簡略化して作ってもよいし、見えない部分にこだわるのもよい。作り手次第でやり方を自由に選べるのは、DIYの醍醐味のひとつと言えるだろう。

強度は分からないが、とりあえず丸椅子っぽくなってきた。

丸椅子を塗装して完成させる

塗装する前に、パテ埋めした箇所を研磨して、余計なパテをすべて落とした。
オスモカラーのウォルナットで塗装する。
いい感じに出来上がった。
塗装の翌日、座面をオスモカラーのノーマルクリアで重ね塗りをして完成。
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