2022年9月 【DIY】和室の押入れを解体する

押入れについては、手間暇かけて解体するか、そのまま有効利用するかで随分悩んだが、部屋を広く使うために労力を惜しまず解体することにした。

隣の半間の押入れは、収納として残すことにしたが、中の上段と中段は取り外して使うことにした。

目次

天袋を解体する

押入れの中段から作業をすると足場がなくなるので、まずは天袋の解体から始める。
まずは天袋の左右と奥に取り付けてある雑巾摺(ぞうきんずり)を取り外す。

下のべニアと雑巾摺の間に無理やりバールを押し込むと雑巾摺が浮き上がる。ぐりぐりとバールをこじ入れて全体を持ち上げ、隠し釘ごと外していく。

雑巾摺を外したら、今度はべニアを外す。

天袋のべニア板は釘で中桟に打ち付けてある。下からべニアをハンマーなどで叩いて突き上げ、隠し釘ごと持ち上げてべニア全体を徐々に外していく。

外した天袋のべニア板。
頭の小さい隠し釘がたくさん付いていて危ないので、釘はすべて抜く。
天袋のべニア板を下から支えていた中桟と鴨居が残った。
下から中桟をハンマーで叩くと釘が浮くので、浮き出た釘をバールで抜いて中桟を外す。
釘はすべて抜く。この釘抜き作業が一番大変だった。
残った鴨居と後框(うしろかまち)。
後框の釘の周りをノミで削り、釘の頭を出してからバールで釘を抜く。けっこうな重労働。
なかなか釘が抜けないので力任せに作業をしたところ、壁の石膏ボードを壊してしまった。
鴨居を取り外す。
化粧板を取り外した鴨居。上下2本の材が、がっちり釘で打ち付けてある。
手ノコでは大変そうなので、ここはジグソーの出番です。
鴨居の真ん中あたりをジクソーで切った後、1本ずつ鴨居をぐりぐり動かして釘ごと引っこ抜いた。
上下の鴨居を引っこ抜いた跡。
大汗をかいて鴨居を引っこ抜いた。
天袋の解体が終了。

押入れの中段を解体する

押入れの中段も構造は同じなので、ここも雑巾摺りの隙間にバールをこじ入れて外していく。
雑巾摺りの後は、べニアを下から叩いて釘ごと外していく。
中段のべニアを外した状態。

中桟と側桟をハンマーで下から叩き、釘を浮き上がらせて1本1本バールで外していく。単純作業の繰り返しだが、大きな釘でがっちり打ち込まれているので、かなり体力を消耗した。

中段の中桟と左右の側桟を外した状態。
天袋と同じで、前框(まえかまち)の真ん中をジグソーで切ってから、ぐりぐり動かして釘ごと引っこ抜く。
最後に後框を外す。
釘の周りをノミで削って、バールで釘を引っこ抜く。
押入れの解体終了。この時点でへとへとになっていた。

半間押入れの上段と中段を解体する

次は半間の押入れの上段を解体する。
基本的に作業は同じ。雑巾摺を外してからべニア板を外す。
中桟と側桟もハンマーとバールで外す。
またやってしまった。どうも石膏ボードがもろくなっているようで、簡単に大穴が開いてしまった。
引っこ抜いた上段の前框。1本1本根気よく釘を抜く。
上段を終えて、次は中段の雑巾摺とべニア板を外す。
雑巾摺とべニア板を外したら、次は中桟と側桟を外す。
前框をジクソーで切ったところ。
前框を外した後、中段の後框を外して作業は終了。
とりあえず、押入れの解体作業を終えた。
山となった廃材。大きさの揃った中桟と側桟は、押入れ床の補強材として取っておいた。
何本抜いたか分からないが、ひたすら釘を抜いたという印象だ。

今回はここまで。押入れは解体したが、まだ押入れ部分の床下補強と壁紙貼りが残っている。

引っ越し時に立てた計画よりも1カ月以上作業は遅れているが、当初の計画が甘かったと言うしかない。自室に寝られるのはいつになるのか途方に暮れるが、地道に作業をしていくしかあるまい。

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