4月末に引っ越して以来、書籍は置き場所がなくてすべてダンボールの中に入れたままという状態だったが、自室の整備が進んで、やっと本棚の製作を開始するところまでたどり着いた。
いつかは壁一面に本棚を作って、床から天井まで本の背表紙で埋めたいと思っていたので、本棚のサイズは自室の天井までの高さにして、ドア部分を除いた東壁をすべて本棚で埋めることにした。
本棚の基本設計は、ねこまるDIYさんのブログ記事「壁一面の本棚をDIYで!」を丸ごと参考にして、棚の高さや幅だけ変えることにした。書籍の8割以上が文庫本なので、文庫本の高さに合わせた段を多くした。
材の効率的な切り出し方も図解入りで解説されていたので、ひじょうに参考になった。
本棚用の木材をカットする
いつものように、木材はカインズ青梅インター店で購入した。大型の本棚をしっかり作る上で、部材の精度は欠かせないので、今回は尺の長い部分はお店でカットしてもらった。
購入した資材
ラジアタパイン集成材 18×910×1820
@7,480 7枚 52,360円
シナベニア 4×910×1820
@2,880 4枚 11,520円
合計 63,880円
7枚のラジアタパイン集成材を、幅170mm・18列、250mm・7列、280mm・3列にカットしてもらった。木材カット代は1,450円だった。


卓上スライドノコは本棚の作成が念頭にあって購入したのだが、期待どおりに抜群の精度と作業効率をもたらしてくれた。丸ノコでもやれなくはないが、作業にかかる時間と労力がまるで違ってくる。買っておいてよかった。

本棚の下段を組み立てる
側板に墨線を入れる段階で、各段の棚の高さを最終的に決定した。上段は上から170mmを3段、188mmを3段、220mmと230mmを各1段として、下段は269mmと315mmの2段とした。
下段の底板の下につける幕板は、木材カットをお願いしたときに出た46mm幅の端材を利用することにした。
棚板と底板の高さを合わせて、本棚の高さは2,370mmとなる。正確に測った自室の天井の高さが、2,377~2,374mmだったので、隙間は5mm前後になる計算だ。







最後に幕板となる46mm幅の端材を、長さ864mmにカットして、底板の下にダボ継ぎした。


自室は引き戸だが、本棚の端がドアに重なって、本棚を置いた状態でドアを全開にすると、部屋の中から取っ手に手が届かなくなると分かった。本棚の設計時にカーテン用の隙間を考慮していなかった。
いまさら本棚の幅は変えられないので、ドアが開く幅を15cmほど狭くするために端材をドアの奥に固定して、取っ手がかかる幅までしか引き戸が開かないようにした。
本棚の上段を組み立てる
上段を組み上げた後で2階に上げるのは難しいので、部材を2階に上げて自室で組み立てた。





1台目は、仮組みして問題がないことを確認してからボンドを付けて本組みをしたが、手間と時間がかかるので、2台目以降、最初からボンドを塗って本組み作業をした。




背板をカットする
購入したシナベニア4枚だけでは、下段の背板が1枚足りない計算だが、シナベニアの残り材があったので、足りない分はそちらで間に合わせた。


各工程ごとの作業量が多くてしんどかった。膝、肩、手指の関節に痛みが出て、数日かけて休み休みの作業となったが、ついに塗装するところまできた。
次回は塗装&完成設置編です。