2023年3月 【DIY】卓上引出しを作る

模型作り用の道具など、細々したものを収納する卓上引出しを作ることにした。

引出しが重たくならないようにカインズで軽い材を探したところ、厚さ13mmの桐集成材があったので、初めて桐の材を使うことにした。

今回購入した材

桐集成材 13×300×1820mm 
2380円

パイン集成材 15×300×1820mm 
2980円

シナベニア 4×910×1820mm
2880円

目次

引出しの外枠を作る

当初は普通に3段の引出しを作るつもりだったが、引出しの隣に本棚に入らない大型本「宮崎駿とジブリ美術館」を収納するスペースも作ることにした。

そのため、仕切り板用の材が足りなかったが、端材を3枚接合して間に合わせることにした。ちなみに外枠部分は、15mm厚のパイン集成材を使った。

仕切り板用に3枚の端材を接合。左は本を入れるスペースの背板だが、こちらも端材をつなげたもの。
切り出した外枠用の部材。組立前にすべて丁寧に研磨した。
今回は受け桟 (すり桟) の上に引出しを載せる。受け桟は細くする必要があるので切り方を工夫した。
上段と中段用の受け桟4本。下段は4mm厚のシナベニアを細くカットしたものを貼る。
引出し上部の棚板と、上段・中段用の受け桟の位置を正確に墨付けする。
棚板はダボでつないで、外側からコーススレッドも打つので、埋木用の穴もあけておく。
ダボで仮組みして、接合面の微調整をする。
ボンドとダボで本組みして、直角クランプで固定する。
ビスを打ったところはダボで埋木した。
上段と中段の受け桟と、下段用の受け桟に薄いシナベニアを接着する。
埋木がしっかり着いたら、あさりのないノコギリをカット。
背板をつけて引出しの外枠は完成。

引出しを作る

桐集成材をカット。
側板1枚分だけがどうしても足りないので、端材を合わせて作ることにした。
ボンドが乾いてから側板をカット。
引出し用の部材が用意できた。
前板・向う板と側板はダボとボンドで接合する。
3段分の引出しを仮組みして微調整。
ボンドをつけて本組み。
底板にはシナベニア4mm厚を使った。
底板はボンドで接合して、下から小さな釘を打った。
ぴったり引出しは入ったが、中段が少しきつかったので、カンナで側板を削った。
前板には化粧板をつける。
化粧板は念入りに研磨した。
化粧板をボンドで接着して、クランプで固定する。
下段の化粧板が少し反っていたので、3段ともビス打ちすることにした。ビスを打ったところは埋木した。

卓上引出しをオスモカラーで塗装する

オスモカラーのウォルナットで1度目の塗装

引出しには模型用の塗料なども入れるので、撥水効果の高いオスモカラーで塗装した。

オスモカラーはムラができやすいので、塗り終わって20分ほど待ってから余分な塗料をウェスで拭き取った。

その後、化粧板と外枠の側板・天板など、見えやすくて塗りやすい部分は、薄く重ね塗りしておいた。

桐とパインでは色の出かたが微妙に違った。パインの方は少し赤みが強く、桐はこげ茶っぽくなる。

オスモカラーのノーマルクリアで2度目の塗装

翌日、ノーマルクリアで2度目の塗装をした。
ノーマルクリアはほぼ透明でムラにならないので拭き取るようなことはしない。
しばらくして乾いてくると落ち着いた艶になってくる。

卓上引出しの完成

裏には傷防止のフェルトをつける。
アンティーク調の取っ手をつけて完成。
いい感じに仕上がった。
引出しの滑りもちょうどよい感じ。
デスクの上に設置。大型本もきっちり入りました。
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