2023年11月 【DIY】模型ケースを自作する

自室に飾ってあるプラモデルの悪役1号用に、模型ケースを作りたいと随分前から思っていて、アクリル板だけは用意してあった。

あれやこれやで後回しになってきたが、最近になって模型に少し埃が目に付くようになってきたので、これはいかんと作業に取りかかることにした。

目次

模型ケースの底板を作る

底板には手元に残っていた15mm厚の集成材を使用。幅370mm×奥行270mmにカットして研磨した。
底板の四隅にトリマーで溝堀りをするための穴をあけた。
トリマーにガイドを装着して、まずは端材で溝掘りの練習をしてみた。

溝の深さは5mmで、1回目に3mmくらい掘って、2回目に5mmまで掘るつもりでいたが、材が柔らかいからか、最初から5mmで掘っても問題なかったので、最初から深さ5mmで溝を掘ることにした。ちなみにビットは、SK11のストレートビット3mm。

ガイドをぴったり材に合わせて、ゆっくり掘り進んだ。
慣れない作業に緊張したが、大きな失敗もなく、そこそこ上手くいった。
溝まわりをサンドペーパーで丁寧に研磨しておいた。

アクリル板をカットする

次にアクリル板をカットしていく。プラバンをカットするために買ったタミヤのPカッターを使用。
定規を当てて何度か溝堀りした後は、定規を外しても大丈夫。少しずつ削って溝を深くしていく。
溝を外さないように丁寧に作業した。
溝の深さが板の厚さの半分を超えたら、ポキッと折ってしまってOK。
カットしたアクリル板を底板に合わせてみた。天板も含めて、接面がピタリと合ったので安堵した。

アクリル板を接合する

接合する前に、アクリル板の手が当たる場所は研磨した。
アクリル板は意外と柔らかく粘りがあり、サンドペーパーが目詰まりするので研磨しずらかった。
接合面に近い部分の保護ペーパーをカットして、まずは天板を除いた4面をセッティングした。
接合面の外側をマスキングテープで固定。
4面を接合する準備が完了した。
アクリル板の接合には、硬質塩ビ板専用の接着剤「サンデーシート」を使う。
サンデーシートには、接着剤を流し込むための小さな注入器が付属している。

注入器で接着剤を吸い取って、アクリル板の接合面の上から下へ、内側から少しずつ接着剤を流し込んでいった。毛細管現象によって、接着剤が接合面の間に広がっていくのを確認しながら、接着剤を注入し過ぎないように、かつ隙間がないように、慎重に作業を進めた。

しばらく時間をおいてから、天板の接合に取り掛かった。
接合面の外側からマスキングテープをして天板を固定する。
ケースをひっくり返して、ピッタリはまっている底板を外した。
注入器で内側から接着剤を流し込んで、天板の接合を完了。

底板を塗装する

接着剤が乾くのを待つ間に、底板をブライワックスのジャコビアンで塗装した。
スポンジで塗料を塗って、たわしでゴシゴシ。溝に入った余分な塗料はペーパーで綺麗にした。

完成した模型ケースに悪役1号を入れる

ケースに入れる前に、カメラ用のブラシなどで埃を綺麗にした。
兵隊たちも綺麗に掃除。
悪役1号の総統。細かい塗装をよくしたものだと我ながら感心した。
掃除したパーツを底板にセッティング。
内側の保護ペーパーをはがしたアクリルケースを底板に載せた。
外側の保護ペーパーもはがして棚にセット。これにて作業終了。

模型ケースは完成したが、実のところ悪役1号自体がまた完成していない。最終的な仕上げのデザインが決まったら作業を再開しようと思っているうちに、随分月日が経ってしまった。

炎をテーマにしたロゴと深緑系の迷彩を戦車に施して、鉄骨に梯子なども追加する予定なのだが…。

こうなったら、まったく規模も思想も異なるが、いつになっても完成しないサクラダファミリア的な感じで行こうと思う。

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