2023年12月 【DIY】トリマーテーブルを自作した

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簡単組立式のトリマーテーブルを思いついた !

トリマーテーブルを作りたいと思って、色々な人のサイトを見て作り方を検討していたが、なかなかピンと来るものがなくてペンディングにしていた。

たまにしか使わないので、かさばるものや仰々しいものは必要ないし、コストをかけずにシンプルで使い勝手のよいものにしたい。

トリマーベースをトリマー台に固定したものは、使わないときに邪魔になりそうだし、いちいちネジを回してベースを外すのは手間がかかる。耐久性の問題も出てきそうだし、固定に鬼目ナットなどを使うと新たな手間とコストがかかる。

作業台を自作してからはほとんど使用していないボッシュのワークベンチ (PWB600) を使って何とかできないかと、あれこれ考えているうちに、よい方法が思い浮かんだ。

真ん中を開いてクランプできるのだが、最大に開けてもトリマーベースは入らない。
ひっくり返してみると、プレートの端がちょうと引っかかって、しっかり固定できることに気づいた。

トリマーベースの底にあるプレートの幅が、ワークベンチの真ん中にあるクランプの最大幅よりも1cm位大きいので、トリマーベースをひっくり返すと、プレートがひっかかる。

トリマーベースには、トリマー本体をトリマーベースに固定するホールドとプレートを固定してある部分に、ちょうどワークベンチで挟み込める平行な直線部分があるので、ワークベンチのクランプを軽く締めるだけでトリマーベースをがっちり固定できる。

このことに気づいて、出っ張ったプレートの高さに合わせた板を上に乗せれば、簡単なトリマー台ができるというアイデアがすぐに思い浮かんだ。

ワークベンチの大きさに板を合わせれば、トリマーフェンスを固定するのも簡単だ。

数年前にボッシュのワークベンチを購入した時の値段は12千円くらいだったが、ずいぶん高くなってるねぇ…。

トリマーテーブルを作る

トリマープレートの厚さが5mmなので、2.5mmと3mm厚のべニア板 (910×1820mm) を買ってきて、あとは手元の端材で間に合わすことにした。

トリマーテーブル用の板を作る

まずはボッシュのワークベンチの大きさ (680×620mm) に合わせてべニア板をカットする。
2枚同時に丸ノコでカット。
2.5mm厚と3mm厚のべニアを張り合わせて5.5mmにする。
木工用ボンドを塗る。
へらで広げる。
べニア板を2枚接着して、その辺にあるもので重しをした。
数時間後に確認すると、重しの載せ方が甘くて角が浮いていた。ボンドを隙間から注入して再び圧着。
トリマーのプレートとほぼ同じ高さの板が用意できた。

板にトリマーのプレートが収まる枠を作る

トリマープレートの大きさに合わせた枠を作る。まずはドリルビットでジグソーが入る穴をあける。
四隅に開けた穴をジグソーでつなぐ。
最初はガイドを当てたが、比較的簡単に真っ直ぐ切れたので、残りはフリーハンドでカットした。
四隅がつながりプレート用の四角い枠ができた。
プレートがぴったり合うように、棒ヤスリで枠を削った。
最後はサンドペーパーで枠を整えて出来上がり。
プレートがぴったりはまった。

もう1枚べニアを重ねてトリマーテーブルを完成させる

2.5mm厚のべニアをもう一枚用意して接合する。
木工用ボンドをへらで丁寧に伸ばす。
重しを載せるて圧着。今度はしっかり四隅の角に重しをしておいた。
接着後、プレート用の枠の真ん中に、トリマービット用の穴 (16mm径) をあけた。
試しに合わせてみる。まずはトリマーをワークベンチに固定。
上に用意した板をひっくり返して載せる。
トリマービット用の穴が少し小さい気もするが、とりあえずはよしとした。
問題ないようなので研磨作業に移った。カンナでサイドを整えてから、サンドペーパーで丁寧に研磨した。

トリマーフェンスを作る

トリマーフェンスはシンプルにL字型のモノで、掃除機のノズルを入れられる集塵ボックス付きのものを作ることにした。

トリマーフェンスの部材を用意する

材をカットしてからではクランプしずらいので、まずは集塵用の穴をあける。
手元にある一番大きな35mmの座グリビットで穴をあけた。
けっこう時間はかかったが、綺麗に穴が空いた。
掃除機用のノズル・コネクターがぴったり入った。
端材をテーブル丸ノコでカットしていく。
杉の端材を斜めにカットする。手で押さえるスペースが狭くてちょっと怖かった。

今回は簡単な設計図すら用意せずに、テーブルフェンスのL字部分になる端材の大きさに合わせて、他の材を適当に用意した。DIYの手軽さが生かせるこういう作業が一番楽しい。

各部材を研磨してテーブルフェンスを仮組みしてみた。端材の流用なのでフェンスが無駄に分厚い。
問題ないようなので、35mmの座グリビットでテーブルフェンスに集塵用の穴をあける。
今回も綺麗に穴が開いた。
穴の下の部分はノコギリを真っ直ぐにカットした。
L字を形成するもう一方の材にも、同じ手順で集塵用の穴をあけた。

トリマーフェンスを組み立てる

ビスを打って固定するか迷ったが、それほど強度はいらないと感じたので、今回は木工用ボンドのみで接着することにした。使用しているうちに接着部分が剥がれるようなら、その時ビスで固定しようと思う。

ゴリラグルーを接合部に塗って、圧着した。
集塵ボックスは後にしようかと思ったが、一気に接合することにした。
数時間後、しっかりくっついた。

最後に蜜蝋ワックスを塗る

そのままでも問題ないと思ったが、蜜蝋ワックスがたくさん残っていることだし、ワックスを塗ることにした。

トリマーテーブルから塗っていく。蜜蝋ワックスを塗ると色が変わる。
トリマーフェンスの方にも蜜蝋ワックスを塗布して完成。
別角度から。
ボッシュのワークベンチに設置。よい感じだ。

トリマーテーブルが完成したので、次は孫たちの姿や登山時の写真を飾る額縁を作ってみようと思う。

好きな絵画なども飾りたいので数が必要になりそうだが、色んな形や大きさの額を試作しながら、のんびり進めていこうと思う。

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