2024年1月 【DIY】キッチンに吊り下げ収納をつくる

昨年の12月からキッチン周りの改善を始めて、まずはキッチンの壁に収納棚を設置したが、次は空いたスペースを利用して吊り下げ収納を整えることにした。

換気扇の下、正面と左サイドにフック付きの横板を2本ぶら下げて、さらに左サイドの下に鉄鍋などの重いものを吊るす脚付きの横板を設置することにした。

横板につけるフックの大きさや数、間隔などは、実際にぶら下げるキッチン用具を当ててみて、作りながら考えることにした。

目次

部材を用意する

額縁用に購入した杉KD野縁 (15×45×2000mm) の残りを横板に使用した。
2つの細い材をボンドで接合して、横板の脚をつくる。

横板の脚となる適当な端材がなかったので、薄い材を2枚貼り合わせて間に合わせることにした。横板と相次ぎ加工のように接合できるように、長さを変えて組み合わせた。

脚用の端材がしっかり接着したのを確認してからカンナで面を整えた。
用意した部材はハンドサンダーで研磨した。ペーパーは240番。
吊り下げ横板の1つには、S字フックがかけられる丸棒をつけるため、そのための受け材を用意した。
手元に残っていた12mm径の丸棒を使うので、受け材の穴も直径12mm。
受け材と補強用三角材も丁寧に研磨した。

部材を組み立てる

サイド下段用の横板に加工した脚を合わせてみた。
キッチンのタイル壁が部分的に盛り上がっていたので、横板を少し削って壁にぴったり合うよう修正した。
まずは脚付きの横板をゴリラ・ウッドグルーで接着した。
S字フックをかける丸棒を受け材に通した。
吊り下げ用の横板に、丸棒受けをゴリラ・ウッドグルーで接着。

水性ウレタンニスで塗装する

前回の額縁づくりで手持ちのオスモカラーをすべて使い切ってしまったので、今回は違う塗料を試そうと思い立ち、使いやすいと評判の水性ウレタンニスを使ってみることにした。

和信ペイントの水性ウレタンニス・オールナットつやありを使用した。
新聞紙を広げて塗装の準備を整える。
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: diy202401_wall_hooks16.jpg
まずは1回目の塗装を完了。数時間放置して乾くのを待った。
3~4時間ほど放置してから表側に2度目の塗装を施した。
表面は艶々。
2度目の塗装後、さらに4時間放置。3度目の塗装前に、800番のペーパーで軽く表面を研磨した。
3度目の塗装を完了。色に深みが出てきた。水性ウレタンニスは、水性なので後処理も簡単だった。

吊り下げ収納を設置する

設置する前に、サイドの横板に付ける脚が長いように感じたので、40mmほどカットした。
吊り下げる鍋が、壁や隣の鍋とぶつからないようにフックの位置を決めた。
サイド下段の脚付き横板は、両面テープでタイルに固定する。
サイド下段の吊り下げ板と脚を、両面テープで固定。
次は吊り下げ横板に金具を取り付けた。

換気扇にひっかける部分は、カインズで購入したJフックを使い、つなぎには25mmのブロンズ洋灯吊とブロンズヒートン#8を付けて、一応取り外しができるようにしておいた。横板の間隔調整には、園芸用に買って余っていたハンギング・チェーンを流用した。

実際に吊るしてみた。
試しにキッチン用具を色々あててみて、横板の高さとフックの数を決めた。
フックは25mmと20mmを中心に、16mmのフックも付けた。
キッチン用具を吊り下げると板が斜めになるので、壁との間に当て木を用意することにした。
当て木は両面テープで固定した。
実際にキッチン道具を吊るしてみた。
同じように正面にも2本の横板を吊るした。
こちらもフックの間隔を決めて金具を取付け。
フックを取り付けて、正面2本の横板が完成した。
実際に取り付け。まずまずの出来。

追加で油はねガードの固定板を取り付け

正面下段には、油はねガードを磁石で固定する横板も取り付けることにした。

磁石を横板に当てて円形を写し取り、トリマーのストレートビットを使って深さ5mmの円形溝を掘った。線を見ながらフリーハンドで掘ったが、うまい具合に掘ることができた。

他の部材と同じように水性ウレタンニスで3度塗りした。
翌日、横板に磁石と当て板を両面テープで貼り付けた。
右端のスペースに何かぶら下げることができそうなので、小さなフックを1つ付けた。
油はねガードを固定する横板を、正面下段に両面テープで設置した。
キッチンの吊り下げ収納が完成。
適当にキッチン用品を吊り下げてみた。

実用優先なので見栄えはそれほどよくないが、キッチンの収納スペースに余裕ができた。どこに何を収納したらよいか考えながら、使い勝手のよいキッチンを実現していこうと思う。

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