トイレ周りのDIY第2弾は巾木です。
試しに巾木を少し剥がしてみようと思い、壁紙と巾木の間にスクレーパーを差し込んでみたが、ボンドでべったり接着されているようで、なかなか剥がれなかった。
力が足りないのかと思い、差し込んだスクレーパーをハンマーで叩いてみると、巾木がバリバリと割れていくではないか。いくつか見たネット動画では簡単に剥がせる印象を受けたが、我が家の巾木は違っていた。
巾木の材質が悪いのか、古くて腐っているのか、はたまたボンドが強力過ぎるのか分からないが、いずれにしても狭くて作業が難しいトイレの奥まで巾木を綺麗に剥がすのは至難の業だと感じた。
しばし考えた結果、見た目の質感は若干劣るが、ここは巾木カバーを取り付けることで済ませることにした。
購入したもの
フクビ化学工業 巾木カバー 2200mm @3,345円 3個 送料1,500円 計 11,535円
コニシ ボンド PX2000 ホワイト 333ml #57780 1,231円
合計 12,756円
巾木カバーをカットして接合部を加工する
2200mmの巾木カバーを3本購入したが、トイレの寸法からはぎりぎり間に合う計算だったので、切る順番を慎重に考えた。
2階トイレには、巾木の上に接する形で幅30cmくらいの浅い棚がしつらえてあるので、巾木カバーの余りで埋める継ぎはぎ部分が、すべてその下にくるようにカットした。
四隅の接合部を隠す入隅用のコーナーキャップも販売されているのだが、割高だし、どうも悪目立ちするような気がして、自分で加工することにした。
片方の巾木カバーはそのまま設置して、後から合わせる巾木カバーの形を調整することにしたが、頭で考えてもどのような形にすればよいのか分からないので、何度も実際に合わせながら少しづつカッターで削っていった。
カッターで削る作業のせいか、右手人差し指の付け根と手首の炎症がどんどん酷くなってきて、途中で作業を中断せざるを得なくなった。
右手が使えないと生活すべてに影響するので、本当にイライラしてしまうが、自分自身の身体なので誰にも文句は言えない。
リウマチ持ちであることを今更ながら呪いたくなるのだが、自らに痛みがあるからこそ人の痛みも容易に想像できるようになるわけで、リウマチの痛みは50過ぎの男が成長できるきっかけにもなっている。
物事には必ずプラスとマイナスの面があるわけで、どちらの面にも目を配るようにすれば、のりを超えて浮足立つこともないし、必要以上に落ち込むこともなくなる。
甘い物を食べ過ぎないように注意された姪が、「がまん、がまん」とつぶやいていたことをふと思い出して、イラっときたときは「がまん、がまん」と自分に言い聞かせている次第。
閑話休題。
リフォームの際にトイレの巾木は替えずに壁紙だけを貼り直したようで、既存の壁紙は巾木の上から貼られており、場所によっては巾木と壁紙の間に隙間できていた。実際に巾木カバーを仮置きしてみると、そうした隙間が巾木カバーでうまく隠れない部分が出てきた。
いまさら巾木カバー全体の高さを変えることはできないので、巾木カバーをカットして出た細長い余り材を、上カバーの下に重ね置きして、高さをかさ上げすることで隙間を隠すようにした。
また、トイレの壁が微妙に盛り上がっている場所があり、上カバーの両端が浮いてしまう問題もあったが、盛り上がった場所があたる付近を数ミリ削って、上カバーに曲線をつけることで対応した。
こうした微調整に随分時間をとられてしまった。
巾木カバーを巾木に接着する
トイレは狭いので、実際にボンドを塗って貼り付ける前にシュミレーションをしてみて、壁にボンドがついてしまいそうな所は、新聞紙で養生しておいた。
トイレとフロアシートの隙間をコーキングする
比較的綺麗にフロアシートを貼れたので、コーキングは必要ないような気もしたが、便器とシートの隙間が目立つ箇所もあるので、やはりコーキングしておくことにした。
以前からお願いされていた懸案事項がひとつ片付いてすっきりした。地味に大変だったが、きっちり仕上がったのでとても気分がよい。
次はペーパーホルダーの自作だが、手の状態があまりよくないので、のんびりやろうと思う。