2025年2月 【DIY】額縁をつくるⅡ / ミッシェル・ドラクロワの絵を飾る

我が家のリビングには、ミッシェル・ドラクロワの挿絵が入ったカレンダーが掛けてある。

去年カレンダーを探していて、たまたま見つけた画家だが、ブリューゲルを連想させる作風がとても気に入っているので、去年の挿絵を切り取って部屋に飾ることにした。

以前山の写真を飾るための額縁を自作したが、それとほぼ同じやり方で絵を飾るための額縁を作ることにした。

購入したもの

桐集成材 13×30×1820mm @×6個 1,980円
アクリルEX (透明) 2×830×912mm 6,680円
ラワンべニア T2 2×920×1830mm 780円
色画用紙 @100×2個 200円
大仙 ステントンボ 8分 5個セット 880円
合計金額 10,520円

目次

部材を用意する

額縁に使えそうな桐の集成材を見つけたので、6個買ってきた。
卓上丸ノコを45度に設定して、枠用の材を切り出していく。
挿絵の大きさに合わせて、同じサイズのものを4つ、正方形、大き目サイズを切り出して、余り材でもうひとつ用意した。
自作のトリマー台をセットして、額縁の枠に表面カバーと裏板を収める溝を掘る。
表カバー用のアクリル板と裏板の厚みを考えて、5mmの溝を掘った。

集塵用のバケツが壊れた !

トリマー台で溝堀りをしている時に、集塵用のバケツがべこっと凹んだ。「あれっ?」と一瞬思ったものの、集塵用バケツの蓋を外して内側から押したら凹みが治ったので、そのまま作業を再開した。

木屑がいつもよりも多いなぁと思いながら作業を続けていると、今度は大きな破裂音がしたので飛び上がるくらいびっくりした。

すぐに作業を止めて調べてみたところ、トリマー台と集塵機をつないでいるパイプが木屑で詰まってしまい、真空状態となったバケツが収縮圧力に耐えられずに割れてしまったと判明した。

バケツが凹んだ時に、きちんと原因を調べるべきであった。

バケツ本体のつなぎ目が見事に割れていた。

パイプが詰まったためにバケツが凹み、集塵能力も低下して木屑が増えていたわけで、異変に気付くヒントはあった。早く作業を進めたいという気持ちが注意力を下げていたように思うが、これは大きな反省点になった。

仕方がないので、壊れた集塵機は外して、トリマー台の集塵ボックスと掃除機を直につなげて作業を続けた。(壊れたバケツと同じ商品がまだ販売されていたので、後日ネットで注文しておいた)

溝掘りが終わったので、トリマーのビットを交換して面取りをした。
枠の表側の両サイドを面取りした。
面取りも終わったので、ハンドサンダーで枠の部材をひとつずつ研磨した。
部材の数は多いが面積は小さいので、研磨作業は意外と楽だった。

部材を組み立てて、額縁のフレームを作る

木枠の接地面にゴリラグルーをつけて、ベルトクランプで固定した。
ベルトクランプで固定したまま、接合部の補強にV釘を打ち込んだ。
枠がひとつ完成した。
同じ作業を続けて、7個の枠ができた。

額縁の表面カバーと裏板を用意する

2mm厚のべニアをカットして、額縁の裏板を作る。
切り出した裏板は実際に木枠にあてて、カンナとハンドサンダーで大きさを微調整した。
裏板がぴったり木枠に収まると気持ちがよい。
裏板を7枚作り終えて、次は表面カバーとなるアクリル板を切り出す。
タミヤのPカッターでアクリル板をカットしていく。前回の額縁作りでは1mmの塩ビ版を使用したが、若干脆弱に感じたので、今回は2mmのアクリル板にグレードアップした。
Pカッターである程度の溝を彫ったら、折り曲げて切り離す。
各裏板で型を取って、(アクリル板は削るのが面倒なので)気持ちだけ小さめにアクリル板をカットした。
表のアクリル板カバーと裏板が用意できた。

部材を塗装する

材木の種類によって色の出方が違うので、手元にある2種類のブライワックスを桐の余り材に試し塗りしてみた。
試し塗りの結果、ダーク・オーク色に決定。
スポンジでブライワックスを塗ってから、たわしでゴシゴシと磨いていく。
木枠の塗装が終わった。
べニアは塗装剤をたくさん吸い込んで歪みやすいので、裏板は蜜蝋クリームを軽く塗るだけにした。
額縁の部材がそろった。

額縁用の金具を取り付ける

額縁用の金具を付けていく。
前回額縁を自作したときに購入した吊り金具がたくさん残っていた。
位置決めをして、錐で下穴をあけてから吊り金具をネジで留めた。
吊り金具を付け終えた。
次は裏板を留めるステントンボを付けていく。吊り金具もそうだが、桐材は柔らかいので、途中までインパクトドライバーでネジを締めて、最後はドライバーを使って手回しで締めた。

ドラクロワの絵を入れて額縁を飾る

額縁用のマット替わりに、色画用紙を使う。
飾りたい絵を合わせてみて、画用紙の色を決めた。色の種類は限られているので、ぴったり合うものを探すというより、合わない組み合わせにしないことを考えた。
今年のカレンダーの挿絵をチェックしてみると、これはよいと思う絵があったので、額に入れるために切り取った。結局、今年の挿絵を3つも切り取ってしまった。
画用紙は大きさが足りないので同じものを2枚張り合わせ、額縁の窓寸にカットした。
窓寸にカットした色画用紙に、挿絵を両面テープで固定する。挿絵が中央にくるように位置決めは慎重にした。
マット (色画用紙) に固定した挿絵を額縁に入れて完成。
部屋に飾る7つの額縁が完成した。
壁掛け用のJフックは、手元に残っていたもので間に合った。
額縁を飾る位置を決めて、壁にJフックを付ける。
自室に飾ったドラクロワの絵。
自室には4枚飾った。残りの3枚は妻の部屋に飾る予定。

ミッシェル・ドラクロワの絵を飾って、自分好みの部屋づくりが一歩前進した。飾りたい絵や写真が出てきたら、また額縁づくりをしようと思う。

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