ハイドレーションは使うべきか否か
最近になってモンベルのハイドレーションを使用し始めた。
スピードを競うわけではないし、走りっぱなしのトレランでもない。クライミングのような本格登山でもないわけだから、それほど必要性を感じていなかったが、久しぶりにモンベルの実店舗に行ったときに、ふと欲しくなったのだ。
その時は試しにと私の分だけ購入したが、一度使ってみると「実によい」と感じたので、妻にも使用を勧めた次第。
メリットとしては、
① こまめに水分補給するようになる。(これが一番重要)
② ボトルなどの出し入れが必要ない。
③ 立ち止まらずに飲みたいときに飲めるので、同伴者に待ってもらう必要がない。
デメリットは
① 登山前の用意が少し面倒。
② 山で使用中に飲み物の残量がわからない。
③ 登山後のメンテナンスが面倒。(カビに注意が必要)
④ 使用していないときの置き場所に迷う。
⑤ メンテナンス用具も含め、それなりの出費になる。
現時点での使用してみた感想は、こんなところだろうか。
山ではとても利便性が高いのは間違いない。こまめな水分補給が可能だし、実際に自然と水分補給がこまめになる。これはとても身体によいと思う。特に夏場のロングコースでは役に立つだろう。
残量がわからないことについては、飲み物のボトルを予備に1本用意しておけば、あまり気にする必要がなくなる。
問題はメンテナンスの手間だが、置き場所も含めた扱い方の手順が定まれば、面倒臭さも半減するだろう。登山靴の手入れなど、手間もひとつの楽しみと捉えるようにしているので、慣れたら気にならなくなりそうだ。
最終的にはコストやメンテナンスの手間も含めた使用感など、主観的な費用対効果の問題になってくるが、私の場合、面倒臭さよりも山での利便性が明らかに勝っているので、今後も長く使いそうな気がする。
ハイドレーションの使用を様々な理由でやめてしまう登山者も多いようだが、耐久性も含めて、使ううちに分かってくることもあるだろう。