大型本「宮崎駿とジブリ美術館」が欲しい!!
先月出版された大型本「宮崎駿とジブリ美術館」を誕生日プレゼントにとお願いして、妻に快諾してもらったのですが、書籍は初刷・2刷分が予約段階で売り切れ状態。重版にはしばらくかかりそうですが、営業を再開したばかりのジブリ美術館には在庫があるだろうし、美術館内のトライホークスで購入するとオリジナル・トートパックがもれなく付いてくるというので、久々にジブリ美術館へ出かけることにしたのです。
予約を取って、いざジブリ美術館へ
妻が休みを取れたので、数日前にローソンチケットで予約を取りました。新型コロナ禍の影響で、以前は1カ月前からできた予約が1週間前からとなり、入場券はスマートフォンでの電子チケットのみとなっていた。サイトの支持に従い、ローソンチケットのアプリをスマホに入れて、初めて電子チケットなるものを利用しました。
駐車場は三井のリパーク・下連雀1丁目を利用して、ほぼ開館時間に到着。電子チケットに何かトラブルがあったらどうしようと思っていたのですが、何の問題もなく入場できてひと安心。窓口の女性スタッフはとても丁寧に案内してくれました。
屋上のロボット兵の写真を撮ってから、土星座の2巡目の上映で「コロの大さんぽ」を見て、マンマユートで孫・そーちゃんのお土産などを物色。企画展示を見てからカフェ・レストラン「麦わら帽子」でお持ち帰り用のお菓子を購入して、ゆったりコーヒー休憩。その後トライホークスで大型本「宮崎駿とジブリ美術館」を購入しましたが、あまりに重たいのでコインロッカーに預け、また展示を見て回ってから、スタッフによるアーヤと魔女の人形劇を鑑賞しました。
館内の人出は通常の5分の1以下という感じで、いつもは気にならないスタッフの存在が目立つくらい館内は空いていました。昼過ぎになるとさすがに人は増えてきましたが、混み合うのが当たり前だったマンマユートもレジ待ちの列ができていませんでした。マスク着用と検温、入場者数の制限も含めてコロナ対策はきちんとなされていたと思いますが、スタッフによる人形劇の観覧時だけは、多くの人が集まって密に近い状態が発生していました。
宮崎駿という巨大な才能を実感できる展示
企画展示「手描き、ひらめき、おもいつき」展は見応え十分。ジブリ美術館が細部に至るまで宮崎駿のイメージ通りに作られたものであることがよく分かり、宮崎駿から溢れ出るアイデアが企画展示のひとつひとつに反映されてきたことが如実に分かる内容でした。簡単ななぐり書きやざっと描いただけの絵にさえも、宮崎駿の並々ならぬ意欲と才能があふれ出ている。ひとりの人間からこれだけのものが生み出されるのかと驚愕しました。
ジブリ美術館のピックアップ写真
大型本「宮崎駿とジブリ美術館」について
大型本「宮崎駿と美術館」の定価は 27,500円ですが、本の内容を確認した今となっては、安すぎると断言したい気分ですし、サイズもこの大きさじゃないとダメだと分かりました。
手書きメモやざっくり描かれた絵の数々を眺めていると、宮崎駿監督の巨大な才能がひしひしと感じられ、泉のように溢れ出る想像力に圧倒されます。見やすくて説明の行き届いた丁寧な編集により、草案から企画展示までの成り立ちがよく分かるようになっています。貴重な資料がてんこ盛りになっているだけではなく、作り手側の情熱が感じられる素晴らしい本だと思います。
宮崎駿の殴り書きのような草案や絵の数々をよくぞ取っておいてくれたと、周りのスタッフに感謝の念がわいてきます。きっと一緒に仕事をしてきたスタッフたちも、宮崎駿が生み出すアイデアの数々とその創造性に畏敬の念を抱いてきたのだと思います。そうでなければ、メモに近いものまで残そうとは思わないでしょう。
レオナルド・ダヴィンチの手稿が時代を超えて何千ページも保管されてきたように、宮崎駿の書き残したものも大切にされて、さまざまなジャンルのクリエイターに刺激を与え続けるのではないでしょうか。アニメや映画界にとどまらない、巨人と呼ぶにふさわしい時代を象徴する存在だと思います。
「麦わら帽子」のお持ち帰りのお菓子5種類について
最後に、麦わら帽子で購入してきたお菓子についての簡単な寸評です。私の好みに合致したのは、「キャラメルバナナのトレイベイク」と「チョコとピーナッツバターのトレイベイク」です。万人受けするのではないでしょうか。「大人味のブラウニー」は濃厚チョコ味でコーヒーによく合います。「手づくり練乳とイチゴとパウンド」も美味しくいただきました。少し味にくせがあると感じたのは「ミルクティのパウンド」。妻はおいしいと言っていましたから、好みの問題でしょうか。