萩日吉神社の児持杉

萩日吉神社の駐車場から歩いて向かうと、鳥居の後ろに一目で分かる巨樹がそびえる。林道のすぐ脇であることに少々驚いたが、間近に見上げた児持杉は迫力満点であった。

名 前 児持杉 (こもちすぎ) 幹 周 7.15 m (男杉) / 9.35 m (女杉) [1]
樹 種 スギ 樹 高 40 m (男杉) / 40 m (女杉) [1]
推定年齢 800 年 [1] 撮影日 2021.9.19
所在地 埼玉県比企郡ときがわ町西平
備 考 ときがわ町指定天然記念物
[1] 埼玉県ときがわ町のHPより。幹回り、樹高は2002年計測。
目次

児持杉 訪問記録

萩ヶ丘小学校の前にある萩日吉神社の駐車場に車を停めた。
駐車場から児持杉のある 萩日吉神社までは徒歩数分の距離。
萩日吉神社の一の鳥居のすぐ先に、巨大な児持杉が見えてきた。
鳥居側の手前が男杉で奥が女杉。
男杉と女杉の間に小さな社が鎮座している。
御神木の注連縄いは、男杉と女杉の両方一緒に巻かれていた。
下から見上げた男杉。
下から見上げた女杉。男杉よりも明らかに大きい。
角度を変えて眺めると、女杉が何本にも枝分かれしていることが分かる。
鳥居側から眺めた児持杉。
ひときわ高くそびえる児持杉。この木を拝むと子宝に恵まれると云う。
児持杉の案内板。

この後、西平のカヤへ向かうつもりだったが、その前に萩日吉神社を参拝していくことにした。

萩日吉神社 参拝記録

⛩️ 萩日吉神社について

当神社は、欽明天皇6年(537)11月、蘇我稲目によって創建されたと伝えられ萩明神とよばれていました。その後、平安時代初期に天台宗関東別院となった慈光寺一山鎮護のため、近江国(現滋賀県)の比叡山から日吉大神を勧請合祀し、萩日吉山王宮に改称したといわれています。また、明治元年(1868)11月、神仏分離令の布告により、再び萩日吉神社と名称を改め、現在に至っています。

埼玉県ときがわ町HP「やぷさめパンフレット」より抜粋

尚、当神社の例大祭として3年に一度行われる流鏑馬祭り (やぶさめまつり) は、大勢の見物客でに賑わうらしい。木曽義仲の家臣と伝えられる明覚郷(ときがわ町)の3氏と大河郷(小川町)の4氏が、萩日吉神社に奉納する流鏑馬で、天福元年(1233)より始まったと云われる。

萩日吉神社の一の鳥居。
一の鳥居の先にある階段を上る。
階段上がると二の鳥居。
左手には平忠魂社と石碑。
二の鳥居をくぐる。境内に人の気配はなく、ひっそりしていた。
参道脇には巨大なスギが並ぶ。
社殿改修事業の奉賛者名簿。
巨大な石碑。
社殿に続く石段。
石段の右手前にあった手水舎。
石段の両脇にはお猿さんの石像があった。1月の例大祭では神猿の人形がいただけるらしい。
萩日吉神社の社殿 (拝殿・本殿)。主祭神は、大山咋命(おおやまくいのみこと)。
拝殿の右手にある山王記念館。
社殿の右手にならんだ御井社などの境内社。その後ろには御神木があった。
社殿左手の建物と天神社。
天神社の前にある神楽殿。神楽は埼玉県指定無形文化財で、年2回、1月と4月に奉納される。
社殿左手の奥にある八坂神社。

萩日吉神社を見た後、そのまま徒歩で林道を進み、西平のカヤを見に行った。

[ アクセス情報 ] 車の方は、埼玉県道172号大野東松山線を白石峠方面に向かい、宿信号を左折して道なりに進む。萩日吉神社の鳥居前にも路駐は可能だが、林道が狭いので萩ヶ丘小学校の前にある萩日吉神社の駐車場を利用するのが安全。尚、萩日吉神社から徒歩10分ほど先には西平のカヤがある。
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