極太の幹は大きくねじれ、手を左右に広げたように見える大枝の上に太い枝がうねうねと無秩序に伸びている。古くからの呼び名である「姥樫 (うばっかし)」とは、姥のような老樹という意味らしいが、幹のよじれは深く刻まれたしわのようにも見える。姥樫は混沌とした原始の生命力を感じさせる異形の巨樹であった。
名 前 | 姥樫 (うばっかし) | 幹 周 | 6.58 m [1] |
---|---|---|---|
樹 種 | アカガシ | 樹 高 | 15 m [2] |
推定年齢 | 不明 | 撮影日 | 2021.9.19 |
所在地 | 埼玉県比企郡ときがわ町椚平 | ||
備 考 | ときがわ町指定天然記念物 | ||
[1] 現地の案内板より。 [2] 環境省「巨樹巨木林データベース」の2000年度の調査記録による。 |
目次
姥樫 訪問記録
大木戸からの林道が台風の影響で通行止になっていたため、椚平山野草園側から現地へ向かったが、野草園を過ぎたところから狭いダートとなり、不安になって途中の路肩に車を停めた。
[ アクセス情報 ] 車の方は埼玉県道172号大野東松山線を白石峠方面に向かい、宿信号を左折して椚平方面へ向かう。大木戸で左の林道へ入り、氷川沿いをひたすら進む。姥樫の入口には駐車スペースがないので、その手前の路肩に駐車するとよい。大木戸からの林道が通行止の場合は、椚平山野草園の無料駐車場を利用してそこから徒歩で向かうか、氷川沿いの林道に合流するまで狭いダートを進み、姥樫入口手前の路肩に駐車する。 |