翅の紅い色と角のような立派な触覚が目に留まって、カメラに収めておいた。ベニボタルに擬態する昆虫が多くて、同定するのが難しいと後で分かり、もっといろんな角度から写真を撮っておくべきだったと反省した。
基本データ&特徴
- ベニボタル科 / 体長8~12mm / 時期5~7月 / 本州~九州に分布
- ホタルとつくが、発光しないベニボタルの仲間。
- オスはくし状の大きな触覚をもち、メスは鋸のようなギザギザの触覚をもつ。
- 日中に活動し、花の蜜を吸う。
- 目立つ体色は有毒の警告色となっており、姿を擬態する昆虫が多い。
名前の由来
- 黒い胸部が四角ばった形をしており、背中の翅が紅色であることが名の由来。
カクムネベニボタルの写真
よく似た虫との見分け方
- ニホンベニコメツキは、上翅付け根あたりの前胸部端が、斜め横三角に張り出している。(コメツキムシの仲間の共通点)
- ニホンベニコメツキは、前胸部背の色は茶褐色だが、カクムネベニボタルはほぼ黒色。
- アカハネムシは、前胸部が丸いことで見分けがつく。