基本データ&特徴
- タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科 / 別名 : ナミヒカゲ
- 開張 50~60mm / 時期 4~10月 / 日本固有種 / 本州、四国、九州
- 低地から山地の雑木林などで見られる。
- 前翅と後翅の裏面に眼状紋がある。前翅頂の眼状紋は2個だが、1つは消失傾向にある。
- 後翅裏面の暗色線は、曲がりが小さく直線的。
- 成虫は花よりも樹液や腐った果実に集まる。
- 幼虫の食草はイネ科のメダケやササなど。
- 幼虫で越冬する。
名前の由来
- 日陰にいることが多い蝶であることから。
ヒカゲチョウの写真
ヒカゲチョウとクロヒカゲの見分け方
- 後翅裏面の中央外側にある暗色線が、ヒカゲチョウは曲がりが小さく直線的で、クロヒカゲは眼状紋にそって大きく曲がる。
- 前翅裏面の下方にある短い暗色線が、ヒカゲチョウは1本で、クロヒカゲは2本ある。(個体差があるので確実ではない)
- ヒカゲチョウは平地でもよく見られるが、クロヒカゲは山地で多く見られる。
- 名前の通り、クロヒカゲの方が全体的に黒っぽい。
- ヒカゲチョウとクロヒカゲに似たクロヒカゲモドキは、前翅裏面の眼状紋が3個くっきりあるので見分けがつく。