ヒカゲチョウ 日陰蝶

2021年6月 埼玉県 上尾丸山公園

基本データ&特徴

  • タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科 / 別名 : ナミヒカゲ
  • 開張 50~60mm / 時期 4~10月 / 日本固有種 / 本州、四国、九州
  • 低地から山地の雑木林などで見られる。
  • 前翅と後翅の裏面に眼状紋がある。前翅頂の眼状紋は2個だが、1つは消失傾向にある。
  • 後翅裏面の暗色線は、曲がりが小さく直線的。
  • 成虫は花よりも樹液や腐った果実に集まる。
  • 幼虫の食草はイネ科のメダケやササなど。
  • 幼虫で越冬する。

名前の由来

  • 日陰にいることが多い蝶であることから。

ヒカゲチョウの写真

2021年6月 埼玉県 上尾丸山公園
2021年6月 埼玉県 上尾丸山公園

ヒカゲチョウとクロヒカゲの見分け方

  • 後翅裏面の中央外側にある暗色線が、ヒカゲチョウは曲がりが小さく直線的で、クロヒカゲは眼状紋にそって大きく曲がる。
  • 前翅裏面の下方にある短い暗色線が、ヒカゲチョウは1本で、クロヒカゲは2本ある。(個体差があるので確実ではない)
  • ヒカゲチョウは平地でもよく見られるが、クロヒカゲは山地で多く見られる。
  • 名前の通り、クロヒカゲの方が全体的に黒っぽい。
  • ヒカゲチョウとクロヒカゲに似たクロヒカゲモドキは、前翅裏面の眼状紋が3個くっきりあるので見分けがつく。
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