シマアシブトハナアブ 縞脚太花虻

2021年6月 埼玉県 上尾丸山公園

基本データ&特徴

  • ハナアブ科 / 体長 10~11mm / 時期 4~8月 / 北海道~九州
  • 胸部背面は黒色で、2本の淡褐色の縦線が入る。
  • 腹部背面は橙黄色で、中央に波打つ黒い縦条が入る。
  • 後肢腿節 (たいせつ) が太く、脛節は内側に湾曲する。
  • 成虫は花の蜜や花粉を食べる。
  • 幼虫は水生で、腐食した植物などを食べる。

名前の由来

  • 「シマ (縞)」の由来については不明。胸部背面の2本の縦線はアシブトハナアブもあるので、腹部背面の黒い縦条を指したものかもしれない。
  • 「アシブトハナアブ (脚太花虻)」は、後肢が太い、花に集まるアブであることから。
  • 「アブ (虻)」は、”網のような大きな複眼で見るもの”という意味の「あみめみ (網目見)」が転訛して「あむ」となり、さらに転訛して「あぶ」となった。
  • 漢字の「虻」は、アブが飛ぶ時の「ボー」と聞こえる音に由来し、虫偏に「亡 (ぼう)」を当てたものとされる。

シマアシブトハナアブの写真

2021年6月 埼玉県 上尾丸山公園
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