基本データ&特徴
- ハナアブ科 / 体長 10~11mm / 時期 4~8月 / 北海道~九州
- 胸部背面は黒色で、2本の淡褐色の縦線が入る。
- 腹部背面は橙黄色で、中央に波打つ黒い縦条が入る。
- 後肢腿節 (たいせつ) が太く、脛節は内側に湾曲する。
- 成虫は花の蜜や花粉を食べる。
- 幼虫は水生で、腐食した植物などを食べる。
名前の由来
- 「シマ (縞)」の由来については不明。胸部背面の2本の縦線はアシブトハナアブもあるので、腹部背面の黒い縦条を指したものかもしれない。
- 「アシブトハナアブ (脚太花虻)」は、後肢が太い、花に集まるアブであることから。
- 「アブ (虻)」は、”網のような大きな複眼で見るもの”という意味の「あみめみ (網目見)」が転訛して「あむ」となり、さらに転訛して「あぶ」となった。
- 漢字の「虻」は、アブが飛ぶ時の「ボー」と聞こえる音に由来し、虫偏に「亡 (ぼう)」を当てたものとされる。