オオモンキカスミカメ 大紋黄霞亀虫

2021年7月 長野県 霧ヶ峰

基本データ&特徴

  • カスミカメムシ科 / 体長 9~15mm / 時期 6~8月 / 本州
  • ヤナギやハンノキのある林内に生息する。
  • カスミカメムシの仲間では最大級の大きさで、色の変異が大きい。
  • 体色は黒褐色~赤褐色で、翅に赤橙色と黒色の紋がある。
  • 成虫、幼虫ともにハムシなどの幼虫を捕食する。

名前の由来

  • 大きな橙色の紋をもつカスミカメムシの仲間であることから。

※「カスミカメムシ (霞亀虫)」については、2000年頃「メクラカメムシ科」が「カスミカメムシ科」に改名されたことにより、本種の名前自体が変更されている。

  • 「メクラカメムシ科」の和名は、本科の多くが単眼を欠いていることに由来するが、本科のすべての種は立派な複眼を備えており、視覚もよく発達している。名前に「メクラ」とつくことにより視覚が欠如したカメムシであるとの誤解を招きがちであることから、改名することになった。
  • 「カスミカメムシ科」の命名については、「分類・同定が困難でいまだ未知種も多く、全貌が容易につかめないこと」、「一般に小型で保護色を有し、農作物に被害が出ても加害者として特定しにくいこと」、「柔らかい表皮構造をもち、しばしば透明感のある色彩を呈すること」、「動きが敏捷で、捕らえようとすると、まさに“雲を霞と”逃げ去ること」など、本科の一般的な特徴を「カスミ」という言葉で表現したとされる。
  • 「カメムシ (亀虫)」は、体形が亀に似た虫であることから。

オオモンキカスミカメの写真

2021年7月 長野県 霧ヶ峰
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