基本データ&特徴
- シャクガ科 / 開張 38~51mm / 時期 6~9月 / 北海道~九州 / 日本固有種
- 平地から山地にかけて広く分布する。
- 前翅は灰白色で黒斑が横線上に並び、後翅は外側が淡黄色。
- 成虫は日中活発に飛翔してさまざまな花から吸蜜する。
- オスの触覚はくし状で、メスは糸状になっている。
- 幼虫はアセビやレンゲツツジなどツツジ科の植物を食草とする。
- 幼虫期に食草の毒素を取り込み、成虫になっても毒を保持しているため、外敵に捕食されない。
名前の由来
- ヒョウ柄のような黒い斑紋 (豹紋) をもつエダシャクの仲間であることから。
- 「エダシャク (枝尺)」の「枝」は、幼虫が樹木の枝などに擬態することからで、「尺」は幼虫の動きが尺取虫に似ていることから名付けられた。