今週末は娘の家族が遊びに来るので、孫のそーちゃんに今度はカブトムシを見せたいと思い、カブトムシがいそうな公園へ夕方から出かけた。
案外簡単に見つかるかもしれないと淡い期待を抱いていたが、見つかるのはコガネムシとスズメバチばかりで、カブトムシはいなかった。
明るいうちに公園内を隅々まで見て回り、とりあえず樹液の出ている木を何本か確認したので、車に戻って暗くなるまで待機した。
19時近くになってあたりが暗くなってきたので、樹液が出ている木を中心に見て回った。ひと回り目は、極小サイズのコクワガタを数匹目にしたが、カブトムシの姿はなかった。
スズメバチは暗くなると目が見えなくなるので活動しないと聞いていたが、19時過ぎの段階では、樹液の周りにたくさんのスズメバチがまだ飛び回っていた。ライトを当てるとスズメバチの目が光るので、とても怖かった。
諦めずにもう一度入念に木々をチェックしていくと、スズメバチだらけの木にカブトムシの雄がいた。スズメバチが木の根元付近を中心に飛び交っていたが、意を決して静かに近づいた。
手を伸ばして捕まえようとした瞬間、カブトムシの胸角と左の中脚がないことに気が付いて、採るのを思いとどまった。
他の木にもカブトムシが出てきている可能性はあると思い、コガネムシたちが大勢集まっていた木を探した。暗いので見つけるのに難儀したが、その木を見てみると、手の届くギリギリの高さに立派なカブトムシの雄がいた。
絶対に逃さないように慎重に捕まえたが、これは嬉しかった。
スズメバチが本当に怖かったが、無事に目的を果たすことができた。これでそーちゃんにカブトムシを見せることができる。