2024/12/8 【登山】黒山三滝~関八州見晴台~顔振峠と周遊してきた

目次

About this Hike 今回の登山について

色々あって間が空いてしまったので、奥武蔵の低山をのんびり歩くことにした。

黒山三滝から関八州見晴台に登り、高山不動尊の大イチョウを見てから傘杉峠、顔振峠 (かおぶりとうげ) と歩いて、最後に雨乞い塚 (見晴台) に寄ってから黒山三滝の駐車場に戻った。

関八州見晴台や高山不動尊など、賑わっているスポットもあったが、ひっそりとしたルートがほとんどで、静かな山歩きと終盤を迎えた紅葉を楽しめた。

咳が時々出るなどまだ本調子ではないが、ある程度の距離をしっかり歩けたのはよかった。

Hiking Report 登山の記録

黒山三滝入口駐車場 / 標高 180m 7:35

黒山三滝の入り口を入ってすぐの無料駐車場に到着。
まずは黒山三滝へ向かう。2020年2月に来た時はなかった「長時間 (3時間以上) の駐車はご遠慮下さい」との看板があって逡巡したが、今回だけごめんなさいと思いつつ、そのまま先へ進んだ。
12月なのにツリフネソウが咲いていた。
カフェを併設した「くろやま文学館」を通過。
以前来た時にはなかった自販機が設置されていた。
根っ子食堂を通過。
イチョウの落ち葉が積もっていた。
沢沿いの道が続く。イワナやニジマスが食べられるお店を通過。

黒山三滝 (天狗滝) 7:55–8:00

2020年に来た時は封鎖されていた天狗滝への道が開通していた。
近くから眺めた天狗滝。
岩場をよじ登って、すぐ近くまで行ってみた。
天狗滝を見て、再び遊歩道へ戻った。
階段手前の傘杉峠へ向かう道は封鎖されていた。
黒山三滝の手前に温度計が設置されていた。気温は4度だった。

黒山三滝 (男滝・女滝) 8:05–8:10

黒山三滝に到着。左は女滝。
女滝と男滝。
女滝。
男滝。
しばらく滝を眺めてから、男滝の左岸を上がって関八州見晴台へ向かった。
途中、以前はなかった関八州男坂(トラロープあり)と関八州女坂の分岐があったので、いつも上っていた女坂に進んだ。
林道猿岩線に出た。
林道が山側から流れ出た水で濡れていた。

高山新道入口 (日照水) 8:35

林道を15分ほど歩いて高山新道入口に到着。入口の近くで湧き水の日照水が汲める。
滑り止めが施された登山道を進む。
大岩の横を通過。
もろそうな大岩。
沢沿いの道が続く。
今度は三角の大岩が出てきた。
ミソサザイがひょっこり現れた。
沢沿いを離れてしばらく上ると陽あたりのよい道となる。以前よりも木が生い茂っているように感じた。
鳥たちのさえずりが沢山聞こえていたので、シャッターチャンスを狙ってしばらく粘ってみたが、空振りに終わった。
再び林道猿岩線に出た。
林道からは東側の眺めがよい。
筑波山がよく見えていた。

花立松ノ峠 / 標高 630m 9:40

花立松ノ峠を通過。奥武蔵グリーンライン側へ折り返す。
折り返した先に登山口がある。
木漏れ日の植林帯を上る。
ひと上りして傾斜が緩くなると山頂は近い。

関八州見晴台 / 標高 771.1m 10:05–10:30

関八州見晴台に到着。山頂には高山不動尊の奥ノ院と東屋がある。
山頂標の横に、奥武蔵ロングトレイルの道標が新たに設置されていた。
山頂からは南西方向の眺めがよい。
関東平野の向こうに海が光っていた。
一番遠くに見えるのは房総半島かな。
東京スカイツリーがよく見えていた。
南方面の丹沢山地。右端は大岳山で、その隣に見えるはずの富士山は雲の中だった。
西側には奥秩父の山々。木々が成長して展望が以前よりも限られていた。
空いているベンチでおにぎり食べながら、しばし休憩。
10:30 山頂を後にして、高山不動尊へ向かった。
気持ちのよい道をゆるやかに下る。
いったん林道に出て再び山道へ入った。
山頂とは思えない丸山 (標高690m) を通過。
どんどん下る。
樹間に両神山が見えた。
クローズアップした両神山。
まだ綺麗な紅葉が残っていて嬉しくなった。
10:45 林道に出た。不動茶屋跡の前を通って西側へ進む。
上ってきた団体ハイカーと入れ違いで舗装路を下った。
道標に従って舗装路を左に折れてさらに下る。
高山不動尊手前の紅葉が見事だった。
真っ赤な紅葉。

高山不動尊 10:55–11:20

高山不動尊に到着。大きなお堂は、県指定文化財の常楽院不動堂。江戸時代後期の建築。
この日は内陣の格子戸が閉められていた。
天井の立派な梁を眺める。
こちらは大黒様。
おびんつる様。
お堂をひと通り見てから、大イチョウを見るために急階段を下った。
大イチョウの周囲は落ち葉の絨毯が出来ていた。

高山不動尊の大イチョウ

推定樹齢800年の大イチョウ。距離をとっても全体がフレームに収まらない。
県指定の天然記念物で、飯能市のHPによると、樹高約37m、目通り10m、根回り12m、枝張り18m四方。
大イチョウには「子育てイチョウ」の別名がある。「乳 (にゅう)」と呼ばれる気根が名前の由来だが、イチョウ脇の道が工事中で、気根を間近に見ることはできなかった。
下から眺めた常楽院不動堂。
しばらく境内の眺めを楽しんでから、下ってきた階段を上った。
急階段をせっせと上る。
林道まで戻ってきた。
花立松ノ峠まで林道歩きが続く。
綺麗な紅葉がところどころに残っていた。

花立松ノ峠 / 標高 630m 11:45

花立松ノ峠で顔振峠方面へ向かう登山道に入った。
緩やかに上ってから下る。
いったん林道に出て、再び登山道に入った。
あまり歩く人はいないと思っていたが、コースはきちんと整備されていた。

傘杉峠 / 標高 550m 12:10

傘杉峠に到着。
傘杉峠の道標。
傘杉峠を過ぎた後はしばらく上りが続いた。
道標に従って進む。
再び林道 (奥武蔵2号林道) に出た。
顔振峠までは林道歩きが続いた。
林道沿いの紅葉。
平坦な道が続いた。
顔振峠付近にはまだ綺麗な紅葉が残っていた。
富士見茶屋を通過。

顔振峠 / 標高 500m 12:50–13:00

顔振峠の茶屋が見えてきた。ここに来るのは21年ぶり。
峠からの眺め。南西から西側が開けていて、奥多摩から奥秩父の山々が一望できる。
顔振峠の道標。
道標はなかったがわずかな記憶をたどって、茶屋の裏側から見晴台へ向かった。

雨乞い塚 (見晴台) / 標高 574m 13:05–13:10

雨乞い塚 (見晴台) に到着。
もっと広々としていたように思うが、灌木や下草が増えて記憶よりも狭くなっていた。
木の枝が伸びて、展望も限られていた。
北西側に関八州見晴台 (左) が見えた。右奥は堂平山。
樹間に見えた筑波山。
21年前はもっと眺めがよかったのになぁと、少し残念な気持ちで下山した。

顔振峠 / 標高 500m 13:15–13:25

見晴台へ向かう道と、黒山バス停へ向かう道の分岐にあるベンチでひと休みした。
ベンチは林道から少し上がったところにある。
ひと休みしてから黒山バス停方面へ下った。
初めて歩くルートだったが、分かりやすくて歩きやすい道が続いた。
どんどん下る。
沢沿いの道になったら、林道までは早かった。

林道笹郷線分岐 13:55

笹郷の林道に出た。
黒山三滝の駐車場まで林道歩きが続く。
渋沢平九郎自決の地を通過。平九郎は、渋沢栄一の従兄であり義弟で、のちに見立養子になった人物とのこと。

黒山三滝入口駐車場 / 標高 180m 14:10

黒山三滝の入り口に到着。のんびり山歩きを楽しめた。

Course Information コース地図&その他の情報

登山コースデータ

単純標高差    :  591 m
累積標高     :  1,110 m
コース距離    :  12.3 km
標準コースタイム :   6 時間 40 分

歩行データ

総行動時間  :  6 時間 35 分
総歩行時間  :  5 時間 10 分
総休憩時間  :  1 時間 25 分

利用した駐車場について / 黒山三滝 町営駐車場

  • 無料駐車場。23台。トイレ有。
  • 黒山三滝まで徒歩15分ほど。
  • 「長時間 (3時間以上) の駐車はご遠慮下さい」との看板あり。
    (私が言うのも何ですが) 紅葉で混む時期や週末は登山に使用しない方がよい。
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