2021/4/24 熊倉山登山 イワウチワ&アカヤシオ

目次

今回の登山コースについて

5月の連休は高い山に登りたいので、今回は少し負荷のかかるコースを身体づくりもかねて登りたいと考えた。熊倉山は道迷いが多くて展望がない地味な山というイメージがあり、これまで足が向くことがなかったが、地味な分人も少ないだろうし、アカヤシオが見られる時期でもあるので、登ってみる気になった。

城山コース登山口の駐車スペースに車を停めて、城山コースで熊倉山に登頂。展望のよいシラカケ岩までピストンしてから日野コースを下り、林道を歩いて駐車場まで戻った。

熊倉山からシラカケ岩まではアカヤシオが素晴らしいし、イワウチワやネコノメソウの仲間、ヒトリシズカ、トウゴクサバノオ、ミツバコンロイソウなど、意外にもたくさんの花が見られた。カタクリはほぼ終わっていたが、城山コースの斜面でカタクリの残り葉をたくさん見かけたので、もう少し時期が早ければカタクリもたくさん見られたと思われる。

花がたくさん見られたし、シラカケ岩からの展望も素晴らしかったので、自分の中での地味な山というイメージが完全にくつがえった。やはり山は登ってみなければ分からない。再び狭い熊倉林道を運転するのは気がすすまないが、また登りたいと思える山だった。尚、山で会った登山者は10名ほどだった。

城山コース登山口から熊倉山山頂まで

6:30 城山コース登山口から入山。
スタートから九十九折れの急登が延々と続く。
ヒトリシズカが群生していた。
道標には山頂までの目安となる数字が書かれていた。NO.10から始まり、山頂はNO.1だった。
NO.6あたりで、傾斜が緩くなってきた。
NO.6の道標を過ぎたあたりで、熊倉山らしき山が見えてきた。
尾根に出てからアップダウンが続く。
そのうち尾根が狭くなってきた。
左右が切れ落ちたヤセ尾根を進む。
イワウチワが群生していた。
北側が開けた樹間から御荷鉾山が見えた。
NO.5の道標を通過してさらに上る。ちなみにNO.5からNO.2までの間は距離がとても短かった。
日野コースとの分岐まで来ると山頂は近い。
9:05 熊倉山に到着。
山頂は西側がひらけていて、両神山や和名倉山などが見えた。
山頂にある祠の前でしばし休憩。おにぎりを食べた。

熊倉山からシラカケ岩をピストン

順調に山頂まで登れたので、予定どおりシラカケ岩までピストンすることにした。
シラカケ岩に向かう途中で、アカヤシオをたくさん見ることができた。
シラカケ岩まではアップダウンを何度か繰り返す。途中で蝉笹山を通過。
10:00 シラカケ岩に到着。熊倉山から35分ほどかかった。
西側の眺め。左に和名倉山、右に両神山と浅間山。
南西側の眺め。左は芋ノ木ドッケと白岩山、右は和名倉山。
南側には酉谷山まで続く稜線が見えた。
稜線を彩るアカヤシオ。しばらく眺めを楽しんでから熊倉山に戻った。

熊倉山から日野コースで下山

山頂下の分岐を日野コースに入った。
樹林帯を笹平へ下っていく。
登山道脇に咲いていたヤマエンゴサク。
エイレンソウ。3枚葉だけで花のない小さなエイレンソウも多数見かけた。
群生していたツルネコノメソウ。
小箱を並べたようなコガネネコノメソウ。
笹平にはコバイケイソウの大群落が広がっていた。
ニリンソウも元気に咲いていた。
ミツバコンロイソウもたくさん見かけた。
妻が白黒模様の虫を発見。アカスジキンカメムシの幼虫だった。
イワネコノメソウ。ツルネコノメソウにそっくりだが、葯の色と葉の形が少し違う。
ニッコウネコノメソウもたくさん咲いていた。
カタクリは一輪だけ咲いているのを見つけた。
トウゴクサバノオもいくつか見つけた。
過去に道迷いが多発している山なので、道標や赤テープに注意して進んだ。
ニョイスミレ (ツボスミレ) かな。
ヤマトアザミテントウを見つけた。カメラを近づけるとすぐ飛んで逃げた。
沢沿いの新緑がとても綺麗で、歩いていて心地よかった。
沢を何度か渡渉する。雨で増水した後などは、コースを見失う可能性がありそうだ。
ちょっと感じの違うネコノメソウが群生していた。チシマネコノメソウに見えるが、分からない。
ワチガイソウも咲いていた。
花の写真を撮りながら進むので、なかなか前に進まなかった。
ミヤマハコベ。
13:55 三又林道終点が見えてきた。
林道終点から道が荒れていて、しばらく踏み跡にも乏しかったが、そのうち広い道になった。
ぴょんぴょん飛び跳ねるように移動する鳥がいたと思ったら、コマドリだった。尾っぽを上下に動かす様子は、ミソサザイのようだった。
14:25 山の神を通過。
石垣のような道を進む。落石が多いようで、広い道には石がゴロゴロしていた。
14:30 日野コースの登山口に到着。
日野コースの登山口を出てからは林道を歩いて駐車場へ。道端の花を撮りながらのんびり歩いた。
15:00 駐車場に到着。久しぶりに山に登ったと感じられる充実した山行となった。

※ 熊倉山登山の詳細はこちら → https://mt.ubo-do.com/mt-report/kumakurayama.html

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