
ボトルの中の幼虫が羽化していると分かったので、慎重に取り出してみると、羽化不全ですでに亡くなっていた。ああ、無常。ここまでそれなりに気を付けて世話をしてきたが、最後の最後でうまくいかなかった。
今回のミヤマ幼虫はボトルの底に蛹室を作っていたが、その場合、羽化するときの体液が床材に吸収されないことや、ひっかかりがなくて身体をひっくり返すのが難しくなるという理由で、羽化不全のリスクが高くなるらしい。
ボトルの中の蛹室をのぞいたら、半身の姿勢だったので、うまくひっくり返ることができなかったのかもしれない。7cmほどの立派なミヤマクワガタだったので、とても残念だ。飼育ケースの中で雄のミヤマを眺めて楽しみたかった。


あと2つ幼虫ボトルは残っているが、1つは幼虫のまま、もう1つは蛹になっている気配がある。それもボトルの底なので、何だか心配になってきた。人工蛹室に移すのはリスクが高いが、ボトルの中でそのまま死なれるのは嫌だし、どうしたものか。