2016年9月17日 土曜日
武甲山 縦走
1,304 m 14回目

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コースタイム
生川駐車場 6:05 ⇒ 妻坂峠 6:45 ⇒ 7:45 尾根の分岐 7:50 ⇒ 大持山山頂 7:55 ⇒ 露岩 8:05 ⇒ 小持山山頂 8:25 ⇒ 8:50 シラジクボ峠 8:55 ⇒ 9:20 武甲山山頂 9:30 ⇒ 生川駐車場 10:15
5:45 生川 駐車場

生川の駐車場はまだガラガラだった。6:05 身仕度を整えて登山開始。

前回の登山から間から空いたので、最初はオーバーペースにならないように上った。

途中、登山道は林道を横切るが、林道へ少し進むと武甲山が見える。思ったよりも天気はよかった。

登山道の真ん中にいたでっかいガマガエル。飲料水を飲もうとしてボトルを1本忘れたことに気がついた。

踏んづけそうになったアオダイショウ。逃げようとするところをストックで牽制すると、尻尾を小刻みに振って威嚇してきた。

6:45 妻坂峠に到着。汗だくになっていたが、飲み物が少ないので、ここからは汗をかかないように気をつけた。

空は予想外の晴天。雨の心配がいらなくなって、気持ちよく歩くことができた。

汗をかかないようにペースを落とすまでもなく、急坂でまったくスピードが上がらなかった。

尾根の分岐のすぐ手前で成体間近のニホントカゲを見かけた。

7:45 尾根の分岐に到着。

南東側の眺め。左手前に武川岳と前武川岳、真ん中右に伊豆ヶ岳と古御岳が見える。

手前は鳥首峠へ至る稜線。その右上に蕨山、棒ノ嶺、有間山と並ぶ。思ったより展望もきいた。

7:55 大持山に到着。反対側の山頂標にカメラを置いてセルフ撮影後、すぐ移動再開。

眺めのよい露岩手前の急登。

8:05 眺めのよい露岩に到着。南側には大持山の山頂部が近い。右奥には蕎麦粒山も見える。

南西側。左から三ツドッケ、大平山と七跳山、雲取山、真ん中あたりに日向谷ノ頭と酉谷山。右奥には和名倉山や三宝山。

西側には両神山と浅間山も幽かに見えていた。

露岩からしばらく進むと、北側の樹間に武甲山が見えた。右奥には大霧山、丸山、堂平山など奥武蔵の山並み。右手前には二子山も見える。

稜線上は緑で鬱蒼としていたが、虫はほとんどいなかった。#

8:25 小持山を通過。誰ともすれ違わないことを意外に思いながら先へ進んだ。

急坂を一気に下っていく。この時点で膝が疲労でガクガクしていた。

雨が多くてじめじめしているからか、キノコをよく目にした。

下る途中に樹間に見えた武甲山。

8:50 シラジクボ峠に到着。小腹が減ってきたので、おにぎりを食べることにした。

8:55 おにぎりを食べ始めたら、スズメバチがきて周回するので、慌てて出発。歩きながら食べた。

またカエルを捕獲。山頂手前の上りで登山者4組、5名とすれ違った。

山頂部に出たが、珍しく人の気配はなし。

御嶽神社を通過して山頂展望台へ向かう。
9:20 武甲山 山頂展望台

9:20 山頂展望台に到着。2人の登山者が北アルプスのことを話していた。

北側に秩父市街を一望する。おじいさんハイカーの大きな話し声が気になるので、下の広場でおにぎりを食べた。ボトル1本だけの飲料水(750ml)は底をつき、下山して水分を補給するしかなくなった。
9:30 下山開始。展望台にいた元気なおじいさんハイカーの後を追う形となっが、飛び跳ねるように下っていくおじいさんは異常に速かった。おじいさんはすれ違う人皆に声をかけて二三言葉を交わすので、その間に距離を詰めるが追いつかない。しばらくすると完全に姿を見失った。見たところ70歳前後に思えたが、野猿のような身軽さに驚愕した。山歩きをしていると、いろんな意味で凄いと思える方を時折見かけるが、野猿おじいさんもその一人であった。

9:45 大杉広場を通過。どうしたらあんな風になれるのか、野猿のようなおじいさんが頭を離れなかった。

10:00 不動ノ滝を通過。

ガクガクする足にむち打って、林道の急坂を下った。

10:15 満車の駐車場に到着。先に下山した野猿おじいさんは、入念なストレッチをしていた。いやホント、参りました。
3時50分起床、4時15分出発。生川の駐車場に5時50分到着。今回は単独だし午後から天気が崩れるとの予報だったので、早出速攻で登るつもりでいたが、自宅を出てiphoneを忘れたことに気づき、上り始めてから車内に飲料ボトルを1本忘れたことに気がついた。どこかで気持ちが逸っていたのかもしれない。この日も暑くて妻坂峠まで随分汗をかいてしまったが、手持ちの飲料水が少なかったので、峠からはなるべく汗をかかないペースで上るように心がけた。登山者は少なく、武甲山の手前までは誰とも会わなかった。アオダイショウやニホントカゲを見れたし、思ったより天気もよくて、気分よく歩くことができた。
中国遠征以降の運動不足で、武甲山に着く頃にはかなり足にきていたが、下山も限界近くまで頑張って、初めてこのルートで4時間(歩行時間)を切った。帰りの運転中、右足の指が攣ってしまってしばらく大変だったが、よいトレーニングになった。