WordPressのダッシュボードにある「サイトヘルスステータス」の画面に、以前から「古いデータベースサーバー」という警告が出ていた。
WordPressが推奨しているホスティング環境は「MySQLバージョン5.7」以上だが、私が現在使用しているロリポップのデータベースは「MySQLバージョン5.6」と分かった。
WordPressの管理画面からはバージョンアップができないので、サーバー上での操作が必要になる。調べてみると各レンタルサーバー会社によって方法が異なるらしい。
エックスサーバーやさくらインターネットでは、データベースをバージョンアップする機能が用意されているらしいが、ロリポップにはバージョンアップのツールは用意されておらず、サポート外であると知った。
仕方がないのでさらに調べてみると、現状、ロリポップが提供しているデータベースは「MySQLバージョン5.7」なので、新しくデータベースを作って、そこにこれまでのデータをインポートすればよいとわかった。
以下、備忘録として手順をメモしておく。
データベースのバックアップをする
これまでは、「BackWPup」というプラグインを利用してブログのバックアップをしていたのだが、「UpdraftPlus」というプラグインの方が、復元する際の手間がかからないらしいので、今回はそちらを使った。
とりあえず、「データベース、プラグイン、テーマ、アップロードファイル、wp-contentディレクトリ」とすべてのバックアップを取ってから、コンピュータにそれらをダウンロード。
これでいいのかと思うほど、作業は簡単に済んだ。
サーバーに新しいデータベースを作成する
私が利用しているのはロリポップの「ライトプラン」なので、データベースは1つしか作れない。したがって、新しいデータベースを作る前に、これまで使っていたデータベースを削除しなければならない。
バックアップはとってあると分かっていても何だか怖い。そこはかとなく怖い。
それでもやるしかないので、ぼちっと削除ボタンを押してデータベースをいったん削除。その後、「データベース名」と「パスワード」を新たに設定して、新しいデータベースを作成した。
新しいデータベースにデータをインポートする
早速、新しいデータベースに入って、上部の「インポート」をクリック。次にコンピュータにダウンロードしたデータベースのバックアップ・ファイルを指定をして「実行」をクリックするが、なんと「インポートエラー」が出るではないか。
これには一瞬凍りついたが、我に返って画面をよくみると「No database selected」と小さく出ていたので、左テーブルの新たに作成したデータベースをクリックしてから、同じ作業をすると、今度はきちんとインポートができた。
「wp-config.php」を書き換える
最後にデータベースの接続情報を書き換える。FFFTPソフトでブログにアクセスして、phpファイル「wp-config.php」を探してダウンロード。
ファイルを開いて、27行目からの、「データベース名」「ユーザー名」「データベースのパスワード」「MySQLのホスト名」を新しいものに書き換えた。
ブログがきちんと表示されるか確認するときはドキドキした。その後、サイトヘルスステータスの警告が消えていることを確認して作業を終了した。