2024年10月 【登山用品】ミステリーランチ RADIX47 をカスタマイズする① / コンプレッション・ベルトをサイドに分ける

RADIX47のコンプレッション・ベルトは、ザックの真ん中で締める形で上下についており、軽量化のために取り外しができるようになっている。

ザック全体を締めるには問題ないし、そもそも軽量化のために使うことをあまり考えていないのかもしれないが、この形だとザック左右のポケットに入れたものを固定するには少々使い勝手が悪い。

そこで、コンプレッション・ベルトを左右に分けて、真ん中ではなく各サイドの上下で締める形にカスタマイズすることにした。

先日購入したミステリーランチのRADIX 47。コンプレッション・ベルトがザックの上下についている。
ザックを真ん中1カ所で締める形になっており、あまったベルト紐は丸めてマジックテープで固定するようになっていた。
目次

カスタマイズに使う材料と道具

手芸用のPPテープ (幅15mm×長さ10m)。Amazonで700円もしなかった。
モンベルの「サイドリリース バックル 16mm (2個入り) 」。税込297円を2つ購入した。
以前購入したジャノメのミシン。そのうち使い方を覚えて、作業部屋のカーテンを作ろうと思っていたが、思わぬ形で出番がきた。

カスタマイズの作業手順

電子ミシンを使うのは今回が初めてだったので、ミシンに付属していたCDやネット動画を参考にしながら、ミシン糸の付け方から学んだ。

いらない布を出してきて、おっかなびっくりミシンを動かしてみると、驚くほど簡単に縫うことができた。

実際に使うPPテープで練習してみると、下糸が玉になって何度かミシンが止まってしまい、その都度、針板のネジを外して玉になった糸を取り外した。

ミシンの設定項目にある縫い目のあらさを、「0.5」から「0.7」へ変えるとスムーズに縫えるようになった。どうも縫い目の密度が高すぎたようだ。

RADIX47 のコンプレッション・ベルトは、ベルト先端のねじった輪にベルトを通すことで固定する取り外し可能なタイプとなっている。見た目もよいし、面白い工夫なので、同じ形でベルトを作ることにした。
ベルトの先端にねじった輪を作り、反対側にはバックル (メス) を通して、それぞれミシンで塗った。
バックルのオス側は、RADIX47のコンプレッションベルトを必要な長さにカットして用意したので、輪っか部分を縫う必要はなかった。
カットしたベルトの先端は、ほつれないようにライターで焼いてから、折り曲げてミシンで縫った。
コンプレッション・ベルトが完成。ザック上部につけるコンプレッション・ベルトは最長50cmほど、下部のベルトは最長60cmほどまで伸びるようにテープの長さを調整した。
ミシンで縫った部分は、ほつれ止めの「ピケ (税込657円)」をしっかり塗っておいた。

左右のコンプレッション・ベルトを取り付ける

ベルトが縫えたら、あとは簡単。ザックに取り付けるのみ。

ベルトの取り付け方。まずはザックの止め紐に、輪っか側を通す。
ベルトの輪っかに、反対側のベルトをくるっと丸めて通す。
通したベルトをキュッと締めるとザックサイドの止め紐に、しっかりコンプレッション・ベルトのオス側が固定される。余った紐も輪っかに通しておけば、余った紐がブラブラして邪魔になることがない。余った紐を丸めてマジックテープで止めるのは、見た目も効率もいまいちなのでちょうどよかった。
ベルトのメス側も、ザックの止め紐に輪っか側の端を通す。
通した輪っかに、ぐるっと回した反対側のベルトを通してギュッと引っぱる。
サイド上部のコンプレッション・ベルトを取り付けた。
サイド下部にもコンプレッション・ベルトを取り付けて完成。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次