2024/10/22 【単独登山】二子山-焼山-武川岳-伊豆ヶ岳と縦走してきた

目次

About this Hike 今回の登山について

妻が友達と遊びに出かけた20日(日曜日)は単独登山の予定だったが、前日に体調を崩して行けなかったので天気がよさそうな平日に出かけることにした。

道の駅 果樹公園あしがくぼの第2駐車場に車を停めて、二子山、焼山、武川岳、伊豆ヶ岳と縦走して、正丸駅に下って電車で芦ヶ久保に戻った。

まだ南アルプス登山の貯金があるようで、体力的に余裕があったので快適な山歩きを楽しめた。

平日なので行き交う登山者は少なかったが、場所によっては熊の気配を色濃く感じて怖かった。

今回は初めてタムロンの望遠レンズをつけたカメラを携帯したが、重さはそれほど苦にならなかった。ただいつも使っている単焦点よりも暗いレンズので、曇り空の樹林帯では設定を考える必要があると感じた。

独りだと億劫でなかなか山へ出かけるつもりにならないが、週1回でも長い距離を歩けると体力・体調維持にはとてもよい。何かモチベーションとなる目的を見つけて、定期的に出かけるようにしたい。

Hiking Report 登山の記録

道の駅 第2駐車場 / 標高 310m 6:30–6:50

芦ヶ久保の第2駐車場はガラガラで、他の車は1台のみだった。
芦ヶ久保橋を渡って、高架下のトンネルに向かう。
高架下を通って、まずは二子山に向かう。
上り初めに見られる大岩。
沢沿いを上っていく。
小さな祠が祀られた巨樹を通過。
沢沿いではいつもミソサザイの鳴き声が聞こえていたが、この日はまったく聞えなかった。
何カ所かで見かけた白い花。シロヨメナかな。
せっせと上って平坦な尾根筋に出た。
小鳥たちの群れが通り過ぎて行った。ヤマガラがたまたま撮れた。
急坂を息を切らしながら上った。滑りやすいところにはロープが張られている。

二子山 雌岳 / 標高 870m 8:30

二子山の雌岳を通過。
少し下ってから雄岳へ上り返す。

二子山 雄岳 / 標高 882.7m 8:40–8:55

三角点のある二子山の雄岳に到着。
眺めの露岩に場所を移してひと休みした。武甲山と両神山がよく見えていた。
左から大持山、小持山、武甲山。手前の稜線の左にとがって見えるのが焼山。
南側の眺め。右に武川岳、左奥に伊豆ヶ岳と古御岳が見えた。
樹間に見えたのは横浜のビル群。
望遠レンズで武甲山の採掘工事現場を拡大撮影してみた。
活動中のシャベルカーが見えた。
8:55 焼山へ向かう。
途中で見かけた形のよいキノコ。
小さなアップダウンを繰り返しながら進む。風が出る予報だったが、それほどでもなかった。
エナガ。じっとしていないので、何枚も適当に撮ったら写っていた。
ヒガラも1枚だけくっきり撮れていた。
野鳥たちが行ってしまったので登山再開。
山頂手前の急坂を上る。

焼山 / 標高 850m 9:35–9:55

焼山に到着。おにぎりを食べて休憩した。
武甲山と両神山。
北西側の眺め。両神山の右には二子山や赤久縄山、御荷鉾山などが見えていた。その手前は秩父の街。
両神山の山頂部には雲がかかっていた。
秩父郡小鹿野町の二子山。
浅間山も見えていた。
引き返すことも考えたが、くもり予報が出ていた天気もそこそこよかったので、先へ進むことにした。
焼山を出発してすぐに、この日初めて登山者とすれ違った。
猟期を知らせる張り紙。この期間はこの地域を歩くのを控えたいと思う。
法面が出てきた。以前はこのすぐ先から尾根に上がる道があったが、ロープが張られていた。
登山ルートが分からないので、とりあえず先へ進んだ。
爆弾キノコと呼ばれるホコリダケ。
道標が見えたので、上がれそうなところから尾根に上がった。
分かりづらい道が続いたが、踏み跡はトレースできた。
ロープが張られた急坂を上る。
傾斜がゆるやかになると、蔦岩山は近い。毬栗がたくさん落ちている場所が続いて、熊の糞らしきものも見かけたので、熊鈴を鳴らしながら歩いた。

蔦岩山 / 標高 1,004m 10:35

表示がないと山頂と分からない蔦岩山 (つたいわやま)に到着。
毬栗だらけの登山道。焼山から武川岳まで、こうした場所を何度も通った。
熊の足跡っぽい踏み跡も何度か見かけた。
登山者は誰も見かけないし、何だか嫌な予感がして、ときおり立ち止まって周囲の様子を確認しながら進んだ。

武川岳 / 標高 1,051.7m 11:00–11:25

武川岳に到着。ここまで会った登山者は1人だけだった。
誰もいない静かな山頂でのんびりした。
何の樹か分からないが、赤い実がたくさん成っていた。
ベンチに止まっていたアカトンボ。
望遠レンズなので、近づかないでも撮れるのがよい。
怖そうな奴もベンチに止まっていた。チャイロオオイシアブかな。
11:25 山伏 (やんぶし) 峠へ向かった。
しばらく下って行くと、「名栗げんきプラザ」の道標が出てきて道を間違えたことに気が付いた。
武川岳山頂付近まで戻ってきた。「天狗岩」の標識だけ見て、分岐を通り過ぎていた。
今度こそ山伏峠へ下る。
天狗岩コースとの分岐をわけて、山伏峠へ向かった。
山伏峠までどんどん下る。
いったん林道に出て、またすぐに登山道に戻った。
一瞬、すごい藪漕ぎだと思ったが、少し進むと道がよくなった。
この日はたくさんトンボを見かけた。
樹間に伊豆ヶ岳が見えた。
さらに下る。途中で山伏峠から上ってくる2人組とすれ違った。
小さな花が咲いていると思ったら、センブリだった。
センブリの花弁は5枚が多いらしいが、4枚や6枚の花も咲いていた。
峠の近くまで来ると「熊注意 !」の貼り紙があった。

山伏峠 / 標高 620m 12:45

山伏峠の車道を渡る。
山伏峠から再び登山道へ。
峠から伊豆ヶ岳まで上り返す。
登山道の真ん中に糞があった。
近くには毬栗の山。
天目指 (あまめざす) 峠との分岐を示す道標まで来ると、山頂は近い。
山頂が見えてきた。

伊豆ヶ岳 / 標高 850.9m 13:25–13:35

伊豆ヶ岳の山頂にも誰もいなかった。
行動食を食べて、ひと休みした。
樹間に見えた東側の眺め。
女坂の下山路は山頂の北側端にあった。ちなみに男坂は落石危険で通行止。
西側の樹間に見えた武川岳。右奥に武甲山の山頂部も見える。
上ってくる3人組の登山者とすれ違った。
男坂の上り口にある落石危険の看板。
男坂と女坂の分岐から少し上り返すと五輪山に着いた。
さらに下る。
平坦な道がしばらく続いた。
長岩峠の分岐に到着。そのまま正丸駅へ下るのではなく、正丸峠まで行って下ることにした。

小高山 / 標高 700m 13:55

小高山に到着。標識は720mとあるが、「奥武蔵登山詳細図」によると、それは隣の大蔵山で、小高山の標高は700mのようだ。
小高山から二子山が見えた。
山頂のすぐ下にはベンチがあった。
正丸峠へ向かう。

正丸峠 / 標高 640m 14:15

正丸峠の奥村茶屋を通過。
道標に従って急階段を下ると、沢沿いの荒れた道となった。
振り返って眺めた沢沿いルート。水量が増えたら通れなくなりそうだ。
下るほどに道はよくなった。
地層がはっきり分かる大岩。ちなみに、伊豆ヶ岳はチャート (生物の死骸が堆積してできた岩石) でできているそうだ。
沢沿いを進む。
山の神を通過。
民家を過ぎると大蔵山林道に出る。

大蔵山林道 14:40

林道に出た。先へ進むと3人組の登山者が馬頭観音のある登山口から出てきたので、追い抜いた。
空模様が怪しくなってきたので先を急いだ。
道路脇に咲いていたシュウカイドウ。
正丸駅の高架下トンネルが見えてきた。

正丸駅 標高 300m 14:55

高架下をくぐって階段を上ると正丸駅。駅についてすぐに西武秩父行の電車が来た。

芦ヶ久保駅 15:05

電車に乗って芦ヶ久保駅で下車。待ち時間ゼロで電車に乗れてラッキーだった。
横瀬川と道の駅。

道の駅 第2駐車場 / 標高 310m 15:10

駐車場に到着。しっかり歩いたので充実感があった。

Course Information コース地図&その他の情報

登山コースデータ

単純標高差    : +742 m / -752m
累積標高     : +1,500 m / -1,514m
コース距離    : 13.8 km
標準コースタイム : 7 時間 40 分

歩行データ

総行動時間  :  8 時間 20 分
総歩行時間  :  7 時間 10 分
総休憩時間  :  1 時間 10 分

利用した駐車場について / 道の駅 果樹公園あしがくぼ 第2駐車場

  • 第1駐車場 : 普通車83台(身障者用3台) / 大型車5台 / バイク約30台
  • 第2駐車場 : 普通車50 / バイク約30台 (道の駅公式HPの数字だが、倍は停められそう)
  • どちらの駐車場も無料。第1駐車場に24hトイレ有。
  • 道の駅 果樹公園あしがくぼ 営業時間 8:30 – 19:00
  • 週末の第1駐車場は混雑するので、登山者は第2駐車場を利用すべし。
  • 氷柱が見られる時期はさらに混むので、早めの到着が吉。
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