2025/4/29 【登山】二子山-焼山-武川岳-伊豆ヶ岳と縦走してきた

目次

About this Hike 今回の登山について

今回もトレーニング優先で、ゆっくり長時間歩くことテーマに行先を考えた。

すでに連休に入っている人もいるので、人気の山は避けて、芦ヶ久保から二子山、焼山、蔦岩山、武川岳、前武川岳と縦走して山伏峠へ下り、伊豆ヶ岳に上り返して正丸駅へ下山することにした。

想定どおりに静かな山歩きが続いて、終日天気もよかった。この時期は蚊やブヨなどの虫もまだ少ないので、快適に歩けた。

10日前にも武川岳がらみのロングコースを歩いているので、それほど疲れを感じることもなかった。

Hiking Report 登山の記録

道の駅 果樹公園あしがくぼ 標高 310m 6:50–7:10

道の駅のトイレ棟にいたツバメたち。望遠カメラで撮影しているが、こっちをしっかり見ている。
屋根の上にいたツバメ。
第2駐車場に車を停めて、7:10 登山スタート。
高架下を通って登山道へ。
テンナンショウの仲間。
同じ時間にスタートした登山者2人組が一般ルートを離れて知らない尾根へ入って行った。調べてみると、岩菅山経由のバリエーションルートがあると分かった。
沢沿いの道をゆるやかに上って行く。
ミソサザイの声がよく聞こえていたが、最後まで姿を確認できなかった。
小さな祠のある大樹の脇を通過。
薄暗い沢沿いの道が続く。
ネコノメソウがまだ残っていた。
ミツバコンロイソウかな。
ヒトリシズカ。葉はたくさん見かけたが、花が咲いているものは少なかった。
沢沿いの道から明るい尾根に出た。
朝陽に輝くイタヤカエデの新緑が綺麗だった。
前日は雨だったので、二子山手前の急坂は滑りやすくて上りずらかった。

二子山 (雌岳)  標高 870m 9:00

二子山の雌岳に到着。そのまま隣の雄岳へ向かった。
少し下って急坂を上り返す。

二子山 (雄岳)  標高 882.7m 9:10–9:15

三角点のある二子山の雄岳に到着。
眺めのよい露岩から撮影。左から大持山、小持山、武甲山。手前にこれから歩く焼山へ続く稜線が見える。
南側の眺め。右端は武川岳で左は伊豆ヶ岳と古御岳。
武甲山の左、西側に八ヶ岳が見えていた。露岩では子供とその母親が食事中だったので、手早く写真だけ撮って移動した。
雄岳直下の急坂を下る。
しばらく歩いて振り返ると、二子山がよく見えた。
ヤマザクラの花がまだ少し残っていた。
小さなアップダウンを繰り返して進む。
焼山前の急坂を上る。ここも泥濘気味で滑りにくかった。

焼山 標高 850m 9:55–10:05

焼山から眺めた武甲山と両神山。山頂では男性2人組が休憩していて、我々と同じコースを行くと話していた。
武甲山の採掘現場を望遠レンズで撮影。
あとで確認すると、作業員の姿までくっきり写っていた。
北西側の眺め。両神山の右には二子山や赤久縄山、御荷鉾山などが見える。
両神山 (左) と小鹿野町の二子山 (右)。
赤久縄山と御荷鉾山の間に、浅間山も見えていた。
2人組ハイカーの5分遅れで山頂を出発。
10日前にロングコースを歩いていることもあって、十分な余力を感じていた。
スミレの仲間。この日はスミレをたくさん見かけた。
急坂を上る。
林道に出た。法面の脇を通って進む。
再び尾根沿いの登山道に上がる。
北西側の開けた樹間に、先ほどまでいた焼山 (左) が見えた。
焼山の左奥に榛名山が見えた。
左下に林道を見ながら尾根沿いを進む。
ロープの張られた急坂を上ると蔦岩山は近い。
エイザンスミレ。
ミヤマセセリ。何度か撮影チャンスを逃して、やっと撮ることができた。

蔦岩山 標高 1,004m 11:00

蔦岩山に通過。
木々の向こうに武川岳を眺めながら歩く。
2024年の10月に単独で歩いた時は、蔦岩山前後は熊の気配が濃厚で歩くのが怖かったが、今回は先行者もいるので不安を感じなかった。

武川岳 標高 1,051.7m 11:20–11:35

武川岳に到着。登山者が数組休んでいた。ベンチで隣に座ったおじいさんが分けてくれたクランキーチョコが美味しかった。
山頂の眺めは限られている。10日前に満開だったアブラチャンの花はほとんど残っていなかった。
到着時には数組の登山者がいたが、我々が出た時はトレランの男性のみになっていた。
前武川岳方面へ向かう。あやうく違う道へ進みそうになった。

前武川岳 標高 1,003m 11:50

前武川岳に到着。今月19日に来たときは天狗岩コースに進んだが、今日は山伏 (やんぶし) 峠へ下る。
峠まではひたすら下りが続く。
途中で野鳥を撮影。逆光気味で何の鳥か分からなかったが、帰宅後に写真を補正して確認するとヒヨドリだった。近所でもよく見る鳥なので、ちょっとがっかり。
どんどん下ると林道が見えてきた。
ミツバツチグリ。
林道に出て、すぐにまた登山道へ入る。
ヤマトアザミテントウ。林道付近で見つけた。オオニジュウヤホシテントウやニジュウヤホシテントウとそっくりだが、斑紋や裏返してみた脚の色でヤマトアザミテントウと判断した。
峠が近くなって、車の音がよく聞こえるようになった。
前方の伊豆ヶ岳が近くなってきた。
植林帯をどんどん下る。

山伏峠 標高 620m 12:45

林道に出た。
林道を渡って再び登山道へ。
山伏峠からの上り斜面にスミレがたくさん咲いていた。
似たようなスミレでも違いが分からないので、結局スミレの写真をたくさん撮ってしまった。
丸太の階段を上る。トレーニングのつもりでせっせと上った。

伊豆ヶ岳 標高 850.9m 13:25–13:40

伊豆ヶ岳に着いた。
山頂には男性ハイカーが独りだけで、後から若者2人組が正丸駅側から上ってきた。
樹間に見えた東側。山頂は樹木に囲まれていて展望はきかない。
しばらく休憩することにした。
下山開始。男坂は落石危険で通行止なので、女坂から下る。
北側の樹間に見えた二子山。
最初は急坂が続く。
西側の樹間に見えた武川岳。武甲山の頭も右奥にちょっとだけ見える。
急坂が終わってなだらかな道になった。
男坂との合流点を通過。
五輪山へ向かう。
小高山方面ではなく、そのまま五輪山から正丸駅方面へ下った。
北側が開けた場所を通過した。左は二子山で右には川越山 (カンゼ山) とその左奥に丸山が見える。
泣き坂の手前まで下りて来た。
泣き坂を下る。娘がまだ小さかった頃に、この坂を何度か上った。
下から眺めた泣き坂。記憶よりも距離が短くて、こんなに短かったかなぁと感じた。
泣き坂の後は沢沿いを下る。
泣き坂で2人の男の子を連れた家族ハイカーを追い抜いたが、長男らしき男の子がぴったり後ろにはりついてきて参った。
14:35 大蔵山林道に出た。
ムラサキケマン (シロヤブケマン)。林道脇には色んな花が咲いていた。
ヒメウツギ。
オダマキ。
大群落を作っていたシャガ。
石垣に咲いていたシバザクラとジュウニヒトエ。
シバザクラとセイヨウジュウニヒトエ。
ワスレナグサ。
キランソウ。
スノーフレーク。
ツツジも満開。
園芸種のスミレかな? 林道沿いでいくつも群落を作っていた。
花が多くてなかなか前に進めない。
クサノオウ。
雄蕊と雌蕊の数からコハコベかな。

正丸駅 標高 300m 15:05

正丸駅に到着。
15:19 西武秩父行きのハリポタ電車に乗車。

芦ヶ久保駅 15:27

芦ヶ久保駅に到着。
のどかな芦ヶ久保駅。
芦ヶ久保駅から道の駅へ下れる階段が2019年にできて便利になった。
15:35 第2駐車場に到着。お疲れさまでした。

Course Information コース地図&その他の情報

登山コースデータ

単純標高差    :  +742 m / -752m
累積標高     :  1,485 m
コース距離    :  12.7 km
標準コースタイム :  7 時間 35 分

歩行データ

総行動時間  :  7 時間 55 分
総歩行時間  :  7 時間 10 分
総休憩時間  :  45 分

利用した駐車場について / 道の駅 果樹公園あしがくぼ 第2駐車場

  • 第1駐車場 : 普通車83台(身障者用3台) / 大型車5台 / バイク約30台
  • 第2駐車場 : 普通車50 / バイク約30台 (道の駅公式HPの数字だが、倍は停められそう)
  • どちらの駐車場も無料。第1駐車場に24hトイレ有。
  • 道の駅 果樹公園あしがくぼ 営業時間 8:30 – 19:00
  • 週末の第1駐車場は混雑するので、登山者は第2駐車場を利用すべし。
  • 氷柱が見られる時期はさらに混むので、早めの到着が吉。
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