大高取山登山の際、大観山の「世界無名戦士之墓」の裏で大輪の花を咲かせていた。
基本データ&特徴
- 漢字名 : 乙女椿 英語名 : otome camellia
- ツバキ科 / 常緑低木 / 花期2-5月 / ユキツバキ系の園芸品種
- 花弁の重なりが多い「千重 (せんえ) 咲き」の中輪種。
- 花芯に黄色い雄しべが見当たらない。
- 葉は単葉、互生の卵形で鈍い鋸歯あり。厚くて光沢がある緑色。他の椿よりやや小さい。
- 古くからある品種で、江戸時代後期には栽培されていた。
- 高さ1-2mで耐寒性にすぐれ、公園や庭園の生垣などに植栽される。
- ピンク色の椿の代表品種で人気が高い。
名前の由来
椿 (ツバキ) という名前の由来には諸説ある。
- 葉が丈夫なことから「強い葉木 (つばき)」と呼ばれたことに由来。
- つやのある葉だから「艶葉木 (つやき)」と呼ばれたことに由来。
- 葉が厚いことから「厚葉木 (あつばぎ)」と呼ばれたことに由来。
乙女椿の名前の由来も諸説ある。
- 江戸時代にある藩で門外不出となったことから「お止めの椿」と呼ばれたものが「乙女」に転じた。
- 実を結ばないことが、婚姻前の乙女をイメージさせることに由来。
- 可憐なピンクの花が、美しい乙女を連想させることに由来。