オトコヨウゾメ 男ようぞめ

2021年4月 山梨県上野原市 八重山

八重山登山の際に、登山道脇で何度か見かけた。幹は細くて目立たず、低い位置に細い枝を多数のばしていたので、つる性植物のようだと感じた。

基本データ&特徴

  • レンプクソウ科 / 落葉低木 / 花期4~5月 / 在来種 / 北陸以外の本州、四国、九州
  • 山地の林内に自生する。樹高3mほどになる。
  • 枝先から花序が放射状にのびる散房花序を出し、5~10個の白い花をつける。
  • 合弁花だが、先が5裂して5弁花に見える。萼片は5個、雄しべも5個。
  • ガマズミの仲間は花を上向きにつけるが、本種は下に垂れる。
  • 葉は対生で卵形。表面は無毛で、粗い鋸歯あり。
  • ガマズミの仲間で秋に赤い実をつける。

名前の由来

名前の由来に定説はない。

  • 食べられないので「男」がついた。
  • ガマズミは方言で、イヨゾメ、ヨツズミ、ヨントゾメ、ヨソゾメ、ヨンゾメなどの呼び名があり、それらが訛って「ヨウゾメ」になったとする説がある。

ガマズミの名の由来については、ガマズミが染料として利用されることから、ガマズミの「ズミ」は「スミ」で、「染め」からきているとする説がある。ガマズミの方言名につく「○○ゾメ」も、「染め」からきていると考えられるが、これも想像の域を出ない。

オトコヨウゾメの写真

2021年4月 山梨県上野原市 八重山
2021年4月 山梨県上野原市 八重山
2021年4月 山梨県上野原市 八重山
2021年4月 山梨県上野原市 八重山
2021年4月 山梨県上野原市 八重山
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