オオツクバネウツギ 大衝羽根空木

2021年4月 山梨県上野原市 八重山

八重山登山の際に、何度か本種が咲いているのを見かけたが、前夜のまとまった雨のせいか、花の状態がよいものがなかなか見当たらずに難儀した。

基本データ&特徴

  • スイカズラ科 / 落葉低木 / 花期4~5月 / 福島県以西の本州、四国、九州に分布
  • 合弁花。新枝の先に2つずつ黄白色の花をつける。
  • 花は漏斗形で、先は上下に2裂して、上唇は2裂、下唇は3裂する。
  • 下唇の内側に橙色の網形の斑が入る。
  • 雄しべは4個、花柱は1個。
  • 葉は対生し、先のとがる卵形で、基部はくさび形。

名前の由来

  • 萼が衝羽根 (ツクバネ) に似ているウツギであることが名の由来。ちなみに衝羽根とは、昔、正月に羽子板で打って遊んだ羽根 (羽子) のことで、ムクロジの実の種に穴を開け、その穴に彩色した鳥の羽を数枚差し込んだものである。
  • ウツギ (空木) は、枝が空洞であることから名付けられた。

オオツクバネウツギの写真

2021年4月 山梨県上野原市 八重山
2021年4月 山梨県上野原市 八重山
2021年4月 山梨県上野原市 八重山
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