基本データ&特徴
- 別名 : コバノトネリコ、アオタゴ
- モクセイ科 / 落葉高木 / 花期4~5月 / 北海道~九州に分布
- 山地に自生する。
- 合弁花。雌雄異株。枝先に円錐状の花序をのばし、白い花を多数つける。
- 雄株の雄花は花びらが4枚で雄しべが2個。
- 雌株の雌花は1つの雌しべと花粉のつかない雄しべがある。
- 葉は対生。頂小葉と2~3対の側小葉がつく奇数羽状複葉。
- 小葉は先の尖る楕円形で、基部はくさび形。
- 樹皮は白っぽい灰色で平滑。大木になると表面に地衣類などが付着する。
- 硬くて粘り気があるので、野球のバットやテニスラケットに利用される。
名前の由来
- 「アオ (青)」は、2年目の枝を水中に入れると、水が淡い青色になることから。
ダモについては諸説あり。
- 「ダモ」は、タブ (椨) のことで、地方によっては神樹とされるタブに似ているため。
- 木の材質が粘り強く、曲げること、すなわち撓 (たわ) めることができる。そこから「撓む木」、「タモノキ」、「タモ」と変化した。