チチブドウダン 秩父灯台・秩父満天星

2021年5月 埼玉県飯能市 蕨山

基本データ&特徴

  • 別名 : ベニドウダン (紅灯台・紅満天星)
  • ツツジ科 / 落葉低木 / 花期4~6月 / 関東以西の本州、四国、九州に分布
  • 岩の多い山地に自生し、樹高3mほどになる。
  • 花は広鐘状の合弁花で、浅く5裂してさらに細裂する。花冠は5~8mmほど。
  • 花序は枝先から5~8個垂れ下がる。
  • 葉は互生で、枝先に輪生状に集まる。倒披針形で細かい鋸歯あり。
  • 近畿以東に分布し、花が紅色で、花柱が花冠より長く突き出るものを「チチブドウダン」、近畿以西に分布し、花が淡紅色で、花柱が花冠とほぼ同じ長さのものを「ベニドウダン」、として区別する見解もある。

名前の由来

  • ドウダンツツジの仲間で、秩父に多く見られることから。
  • 別名の「ベニドウダン」は、ドウダンツツジの仲間で、花が紅色であることから。
  • 「ドウダン」については、枝先が3本に分かれる様子が、篝火 (かがりび) を焚くための「結灯台 (むすびとうだい)」の脚 (棒を3本結んで、三脚のようにした広げたもの) に似ていたので「トウダイツツジ」、転訛して「ドウダンツツジ」になった。
  • 漢名の「満天星」は、中国名による。道教の神、太上老君 (たいじょうろうくん) が、仙薬を作るための霊水を木にこぼし、それが枝の上で壺状になって満天の星のように輝いたという伝説から「満天星」。ドウダンツツジが壺状の花を咲かせる理由ともされる。

チチブドウダンの写真

2021年5月 埼玉県飯能市 蕨山
2021年5月 埼玉県飯能市 蕨山
2021年5月 埼玉県飯能市 蕨山
2021年5月 埼玉県飯能市 蕨山
2021年5月 埼玉県飯能市 蕨山
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