基本データ&特徴
- 学名:Aesculus x carnea 英名:Red horse chestnut
- ムクロジ科トチノキ属 / 落葉高木 / 花期5~6月
- ヨーロッパ原産のセイヨウトチノキ (マロニエ) と、北アメリカ原産のアカバナトチノキを掛け合わせた交配種。
- 高さ10~15mになる。
- 大正末期に導入され、公園樹や街路樹として植えられている。
- 花は離弁花で紅色~朱紅色。枝先に直立した円錐花序に咲く。
- 葉は掌状複葉で対生。小葉は5~7枚で粗い鋸歯がある。
- 花の後にできる実は堅果で、9月頃に熟す。直径3~5cmの球形で表面に棘あり。
名前の由来
- 花が紅色で、2種類のトチノキの交配種であることから。
「トチノキ」自体の名前の由来については諸説あり。
- 実が沢山なるので「十 (ト)」と「千 (チ)」で「トチ」の木となった。
- アイヌ語でも「トチ」というため、アイヌ語由来説もある。
- 朝鮮語でドングリを意味する音「dotoli」が転訛して「トチ」となった。
- 漢名については、「栃」「橡」などの字が用いられてきたが、「十 (ト)」×「千 (チ)」=「万 」で、明治時代に「栃」に統一された。