2021/5/30 ウノタワ縦走 チチブドウダン&サラサドウダン

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今回の登山コースについて

依然として新型コロナ禍は続いているので、県内で人の少ない登山コースを検討した結果、名郷を基点にチチブドウダンとサラサドウダンが見られる蕨山からウノタワへ至る周回コースを歩くことにした。

スタート後は谷間の樹林帯を上るが、夏山のように暑くて汗がしたたり落ちた。尾根筋に出てからは風の通りがよくなって快適に歩けたが、梅雨明け後の夏山登山が心配になるような暑さだった。

目当てのチチブドウダンは蕨山の山頂で、サラサドウダンはヤシンタイノ頭から滝入ノ頭 (たきのいりのあたま) へと続く稜線上で見ることができた。花や草木、昆虫などの写真を撮りながら歩いたので、コースタイムを大幅にオーバーしてしまったが、久しぶりに山歩きをたっぷりと楽しめた。

当初はウノタワから山中へ下る予定だったが、土砂崩れと橋崩落のために全面通行止めの貼り紙があったので、鳥首峠まで戻って大場戸へ下った。ちなみに山で見かけた登山者は7~8人だった。

天気予報では午前中が晴れで、15時頃から雨となっており、下山するまで天気がもつか心配していたが、最後まで晴れていた。帰りの運転中に土砂降りに見舞われたが、雨の降り方が予想以上に激しいものだったので、下山後でよかったと胸をなでおろした。

名郷から蕨山まで

5:30 名郷の有料駐車場 (700円) に到着。先客は2台。
5:45 登山スタート。最初は沢沿いの林道を上っていく。
道端に数輪だけ咲いていたユキノシタ。
今回のコースで何度も見かけたフタリシズカ。
日陰の樹林帯を上る。無風でじっとり暑かった。
尾根筋に出てから風が通って涼しくなった。
あやうく見逃すところだったドウダンツツジ。
8:30  蕨山 (展望台) に到着。ここまで誰にも会わなかった。
山頂のちょっと下にチチブドウダンが咲いていた。誰もいなかったのでじっくり写真を撮れた。
チチブドウダンは紅色が濃く、花柱が長い。花期に間に合ってよかった。

蕨山から鳥首峠まで

8:40 蕨山を出発。分岐まで戻って有間山方面へ進んだ。
蕨山から1時間弱で橋小屋ノ頭に到着。クリームパンを食べて先へ進んだ。
いったん下って鞍部から上り返す。途中からシカ避けネットの脇を進むようになる。
10:15 ヤシンタイノ頭を通過。しばらく稜線歩きとなり西側の展望がよい。
オオセンチコガネを発見。赤銅色に輝いていた。
満開のサラサドウダン。
チチブドウダンに続いてサラサドウダンも見られて嬉しかった。
もう少し進んだ場所に咲いていたサラサドウダンは、全体的に赤色が濃かった。
稜線を歩いているうちに、日射しが出る時間が増えてきた。
南西方向に見えた有間山。
西側には三ツドッケや大平山など長沢背稜の山々が並ぶ。
10:50 滝入ノ頭を通過。
進行方向の北西には大持山と武甲山が見えた。
稜線上に、まだツツジが残っていた。
11:15 稜線を下りて、鳥首峠へ向かって一気に下る。
途中、鉄塔を通過。
左奥は大持山、右はこれから向かう天神山と1,059mピーク。
鉄塔から眺めた東側。石灰石採掘場の上には伊豆ヶ岳と奥武蔵の山々。
11:15 鳥首峠に到着。
ここで通行止め情報の貼り紙を確認。去年はウノタワから山中へ下ったが、どうも様子が違うようだ。

鳥首峠からウノタワ、鳥首峠まで戻って下山

とりあえずウノタワまで行くことにした。
1,059mピークを越えて再び眺めのよい鉄塔跡に出た。あとは天神山を越えるだけ。
12:30 ウノタワに到着。お腹が空いたので昼食にした。
休んでいる間に、大持山方面からの登山者2組がウノタワを通過していった。
鮮やかなメタリックグリーンのアオハムシダマシ。フタリシズカの葉についていた。
13:10 ウノタワを出発。鳥首峠まで戻って、大場戸へ下ることにした。
鳥首峠からは針葉樹林帯の下りとなり、斜面にフタリシズカが群生していた。
白岩の廃屋まで下ってきた。雰囲気がよくないのであまり通りたくない所だ。
廃屋の後は、石灰採掘跡を通過。14:55 林道に出た。
15:45 名郷に到着。梅雨入り前に山歩きが楽しめてよかった。

※ ウノタワ縦走登山の詳細はこちら → https://mt.ubo-do.com/mt-report/unotawa5.html

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