花期は春から初夏なのに、12月に咲いていた。しかもよく見るとたくさん咲いているではないか。温暖化の影響をここでも感じたが、季節外れに咲くことはよくあるのだろうか。はいどうぞー、と小人たちが周囲に何かを差し出しているように見えるのですが、私だけですかね。
基本データ&特徴
- 漢字名 : 仏の座
- シソ科 / 越年草 / 花期3-6月 / 別名:三階草 / 在来種
- 柄のない2枚の葉が、茎に輪のように段状につく。上部の葉のわきに紅紫色の花がつく。上唇と下唇を開いた口のような形をしているので唇形花(しんけいか)と呼ばれる。
- 高さ10-30cm程度で、北海道以外に分布している。
- 下の花びらの模様は蜂に着陸場所を知らせるため、上の花びらにある線は花の奥へと蜂を誘導するためのもの。一番奥に甘い蜜があって、花粉を運んでくれる蜂だけに蜜を与えるようになっている。
- 夏に蜂の活動が鈍ると、花を咲かせず自家受粉して確実に子孫を残す。
- 春の七草のホトケノザは本種ではなく、コオニタビラコ。
名前の由来
- 和名は花のまわりの葉を連座(仏像の台座)に見立てたもの。
ホトケノザの写真
ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、カキドオシの見分け方
同じシソ科で唇形花をつけるが、よく観察すると違いは多い。