
ハキダメギクという身もふたもない名前が、まず気になる。よく見る雑草類には面白い名前が多いが、これにオオイヌノフグリ、ヘクソカズラを加えて、可哀そうな名前ベスト3と言えるのではなかろうか。花自体はとても小さくてかわいいので、コメットさんとでも呼びたくなるのだが、本名ハキダメギクなのである。
基本データ&特徴
- 漢字名 : 掃溜め菊
- キク科 / 一年草 / 花期6-11月 / 熱帯アメリカ原産
- やや水分がたまるような湿った日陰を場所を好む。高さ10-60cm。
- 世界中に広がっているコスモポリタン。旺盛な繁殖力で、花言葉は「不屈の精神」。英語名は「勇ましい戦士 gallant soldiers」。どこにでも咲き広がる強い花というイメージは、世界共通らしい。
名前の由来
- 日本の植物学の父として知られる牧野富太郎博士によって大正時代に命名された。東京都世田谷区のゴミ捨て場で発見したのでハキダメギクと命名したらしい。植物学の権威が名付けたのですから、もうこれはハキダメギクでよろしいかと。
ハキダメギクの写真


