
歩道沿いの原っぱに群生していた。早春の可憐な花だが、図鑑などでは「かわいそうな名前」の代表格として紹介されることが多い。
基本データ&特徴
- 漢字名 : 大犬の陰嚢
- オオバコ科 / 越年草 / 花期3-5月 / ヨーロッパ原産 / 日本全土に分布
- 明治時代に日本に渡来してすっかり帰化した外来種。
- 花びらの線は、ハチを蜜のある花の中央に誘導するサイン。
- 花は不安定で揺れるので、ハチの身体に花粉がつきやすい。
名前の由来
- ふぐりとは陰嚢のことで、実の形がそれに似ていることから名付けられた。
- 日本在来の近隣種であるイヌノフグリは、実が丸くだらんとしているが、本種はやや尖っている。
- イヌノキンタマと呼ぶ地域もあり。
- ルリカラクサ (瑠璃唐草) やテンニンカラクサ (天人唐草) なども名前として提案されたが定着せず。
- 鳥の目 (bird’s-eye) 、猫の目 (cat’s-eye) という英名もある。
オオイヌノフグリの写真


