ラッパスイセン 喇叭水仙

2021/3/14 埼玉県入間郡越生町 桂木観音

大高取山登山の際に立ち寄った桂木観音の境内に、ニホンスイセンと並んで咲いていた。

基本データ&特徴

  • 漢字名 : 喇叭水仙
  • ヒガンバナ科 / 多年草 / 花期2-4月 / 地中海沿岸地域原産 / 各地で野生化
  • 一茎一花で、花径は3-5cmほど。
  • 高さ20-50cmほどになる。花に芳香がある虫媒花。
  • 普通のスイセンに比べて副花冠(中央の筒状になっている部分)が長くラッパ状になる。
  •  イギリス王立園芸協会では、副花冠の長さが花弁と同じかそれ以上であることが「ラッパスイセン」の定義と定めている。
  • 地中海沿岸からシルクロードを通って中国から渡来した。
  • (スイセン全般の) 花言葉は自己愛、うぬぼれ。ギリシャ神話の美少年ナルキッソスからつけられた。

名前の由来

  • 中国名の「水仙」をそのまま音読みしたもの。
  • 中国名の水仙は、「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典に由来し、水辺で咲く姿を仙人にたとえて名づけられた。
  • ラッパは、副花冠がラッパのような筒状であることが名の由来。
  • 学名の Narcissus はギリシャ神話の美少年 Narcissus ナルキッソスが名の由来。泉に映った自分の姿に恋焦がれて死んでしまう美少年の話で、彼の死後に咲いた花がスイセンだった。ナルシシズムの語源でもある。
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