
大高取山登山の際に立ち寄った桂木観音の境内に、ニホンスイセンと並んで咲いていた。
基本データ&特徴
- 漢字名 : 喇叭水仙
- ヒガンバナ科 / 多年草 / 花期2-4月 / 地中海沿岸地域原産 / 各地で野生化
- 一茎一花で、花径は3-5cmほど。
- 高さ20-50cmほどになる。花に芳香がある虫媒花。
- 普通のスイセンに比べて副花冠(中央の筒状になっている部分)が長くラッパ状になる。
- イギリス王立園芸協会では、副花冠の長さが花弁と同じかそれ以上であることが「ラッパスイセン」の定義と定めている。
- 地中海沿岸からシルクロードを通って中国から渡来した。
- (スイセン全般の) 花言葉は自己愛、うぬぼれ。ギリシャ神話の美少年ナルキッソスからつけられた。
名前の由来
- 中国名の「水仙」をそのまま音読みしたもの。
- 中国名の水仙は、「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典に由来し、水辺で咲く姿を仙人にたとえて名づけられた。
- ラッパは、副花冠がラッパのような筒状であることが名の由来。
- 学名の Narcissus はギリシャ神話の美少年 Narcissus ナルキッソスが名の由来。泉に映った自分の姿に恋焦がれて死んでしまう美少年の話で、彼の死後に咲いた花がスイセンだった。ナルシシズムの語源でもある。