イモカタバミ 芋片喰

2021/3/14 埼玉県入間郡越生町

大高取山登山の際、越生梅林から五大尊つつじ公園の駐車場へ向かう途中の県道61号沿いで見かけた。

基本データ&特徴

  • 別名 : フシネハナカタバミ(節根花カタバミ)
  • カタバミ科 カタバミ属 / 多年草 / 花期4-12月 / 南アメリカ原産 / 各地に帰化
  • 花径1.5cmほどで、5弁の赤紫色の花をつける。放射状に紫色の筋あり。
  • 花の中心部は濃い紅紫色で、雄しべの葯は黄色。
  • 葉は三出複葉。小葉はハート形で、2~4cmほど。
  • 葉の表面につやはなく、葉裏に淡い黄褐色の斑点と細かい毛がある。
  • 地下に直径3cmほどの球状の塊茎(かいけい)をもち、ぴっしりと群落を作る。
  • 戦後、観賞用に渡来したものが、逸出して国内に広く帰化。
  • シロバナイモカタバミは花が白い園芸品種。

名前の由来

  • イモカタバミは、芋のような塊茎をもつカタバミであることから。
  • 「カタバミ (片喰、傍食)」については、葉は日が陰ったり夜になると折りたたんだようになり、片側が食べられたように見えることから。
  • カタバミの葉や茎にシュウ酸塩が含まれていて、噛むと酸味があることから、漢字名に「酢漿草」が当てられることもある。

カタバミ科の似た仲間との見分け方

  • ムラサキカタバミは雄しべの葯が白色。本種は黄色。
  • ムラサキカタバミの花弁の基部は薄い緑色だが、本種は濃い紅紫色。
  • ベニカタバミは、葉の直径が2cmほどと小さく、切れ込みが浅くて丸みを帯びる。葉の表面につやがある。
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