大高取山登山の際、越生梅林から五大尊つつじ公園の駐車場へ向かう途中の県道61号沿いで見かけた。
基本データ&特徴
- 別名 : フシネハナカタバミ(節根花カタバミ)
- カタバミ科 カタバミ属 / 多年草 / 花期4-12月 / 南アメリカ原産 / 各地に帰化
- 花径1.5cmほどで、5弁の赤紫色の花をつける。放射状に紫色の筋あり。
- 花の中心部は濃い紅紫色で、雄しべの葯は黄色。
- 葉は三出複葉。小葉はハート形で、2~4cmほど。
- 葉の表面につやはなく、葉裏に淡い黄褐色の斑点と細かい毛がある。
- 地下に直径3cmほどの球状の塊茎(かいけい)をもち、ぴっしりと群落を作る。
- 戦後、観賞用に渡来したものが、逸出して国内に広く帰化。
- シロバナイモカタバミは花が白い園芸品種。
名前の由来
- イモカタバミは、芋のような塊茎をもつカタバミであることから。
- 「カタバミ (片喰、傍食)」については、葉は日が陰ったり夜になると折りたたんだようになり、片側が食べられたように見えることから。
- カタバミの葉や茎にシュウ酸塩が含まれていて、噛むと酸味があることから、漢字名に「酢漿草」が当てられることもある。
カタバミ科の似た仲間との見分け方
- ムラサキカタバミは雄しべの葯が白色。本種は黄色。
- ムラサキカタバミの花弁の基部は薄い緑色だが、本種は濃い紅紫色。
- ベニカタバミは、葉の直径が2cmほどと小さく、切れ込みが浅くて丸みを帯びる。葉の表面につやがある。