大高取山登山の際、越生梅林から五大尊つつじ公園の駐車場へ向かう県道61号沿いで群生していた。
基本データ&特徴
- 別名 : ホンキンセンカ (本金盞花)、フユシラズ (冬知らず)
- キク科 キンセンカ属 / 一年草 (秋から翌春に越年) / 花期10-翌5月 / 地中海沿岸原産 / 日本各地で野生化
- 花径は2cmほど。橙黄色の頭花が1輪咲く。キンセンカは八重咲きだが、本種は一重咲き。
- 陽が射している間は開花し、陽が陰ると閉じる。
- 葉は互生し、へら状の披針形で長さ3~8cm、幅1.5~2cmほど。低い鋸歯あり。無柄。
名前の由来
- 江戸初期にキンセンカ(金盞花)として渡来したが、後から中国経由で渡来した南ヨ-ロッパ原産のトウキンセンカ(唐金盞花)がキンセンカとして定着してしまったので、こちらが先という意味でホンキンセンカ、あるいは八重咲きのキンセンカよりも小さいのでヒメキンセンカと呼ばれるようになった。
- キンセンカ(金盞花)の名は、花の形を金盞 (金色の盃) に見立てたことが由来。
- フユシラズ (冬知らず) は、耐寒性が強くて冬にも花を咲かせるため。