基本データ&特徴
- 別名 : アブラナ、菜の花、ナタネ
- アブラナ科 / 越年草 / 花期3~5月 / ヨーロッパ原産 / 日本各地に帰化
- 草丈30~150cmほど。土手、畑地、道端などに咲く。
- 茎の上部の葉には柄がなく、基部は茎を抱く。よく似たカラシナは葉の基部が茎を抱かない。
- 元は北ヨーロッパで自然雑種として誕生し、採油植物として収量が多いために栽培されるようになった。さまざまな品種に改良されて、世界中で栽培されている。
- 「菜の花」とは、アブラナ科アブラナ属のいくつかの種類を総称したもの。
- 河川敷や土手に咲く菜の花のほとんどは、本種かセイヨウカラシナ。
名前の由来
- 在来のアブラナの近縁種で、明治初期にヨーロッパから導入された採油植物のため、西洋油菜と名付けられた。
セイヨウアブラナの写真
セイヨウアブラナとセイヨウカラシナの見分け方
河川敷や土手に大群落を作っている菜の花は、ほとんどの場合、セイヨウアブラナかセイヨウカラシナのどちらかで、遠目ではほとんど見分けがつきません。ただし、葉のつき方を見れば簡単に見分けられます。
- 葉が茎を包むようについている → セイヨウアブラナ
- 葉は茎を抱かない → セイヨウカラシナ