
花期にはまだ早いはずだが、園内で一輪だけきれいに咲いているのを見つけた。
基本データ&特徴
- 別名 : 黄金草、鏡草、銭みがき
- カタバミ科 / 多年草 / 花期5~7月 / 在来種 / 日本全土に分布
- 高さ10~30cm。
- 葉はシュウ酸を含み、かじるとすっぱい。
- 茎は地を這って広がり、繁殖力が強い。
- 果実はさや状になり、熟すと弾けて多数の種子を飛ばす。
- 種子には粘着物質がついており、靴について運ばれる。
- 葉が赤紫色のアカカタバミや、緑に少し赤が混じったウスアカカタバミなど変化が多い。
- 繁殖力が旺盛で、葉の形はハートが3つ並ぶ均斉の取れたものであることから、家紋によく用いられる。片喰紋は日本十大家紋のひとつである。
名前の由来
- 夜になると葉を閉じるため、葉が食べられたように半分欠けて見えることから「片喰」、または「傍食」。
- 葉がシュウ酸を含み、かじると酸っぱいことから「酢漿草」。
- 「黄金草」や「鏡草」などの別名は、葉に含まれるシュウ酸を利用して、昔は金属や鏡を磨くために用いられたことから。