ムスカリ Muscari

2021/3/24 さいたま市 住宅街の道路脇

道路脇の草地や畑地の端で何度か目にした。野草の本などにはあまり載っていないが、近年急激に野生化している花のようだ。「ムスカリ・アルメニアカム」という品種のようだが、決め手がないので広く使われている総称 (属名) で載せておく。

基本データ&特徴

  • キジカクシ科 / 多年草 / 花期3~5月 / 地中海沿岸~南西アジア原産 / 各地で帰化
  • 栽培種の逸出により野生化した帰化植物。
  • 長さ15~20cmの花茎の上部にブドウのような総状花序をつけ、青紫色の花をたくさんつける。
  • 花はツボ形で、先が少し反り返る。
  • 葉は細く地面に広がる。
  • 耐寒性の強い球根植物で、自然分球で増えて毎年花を咲かせる。
  • ユリ科またはヒアシンス科に分類されることもある。
  • 園芸品種が多数あり、ムスカリはそれらを総称した属名である。

名前の由来

  • 属名は、ギリシャ語で麝香 (じゃこう) を意味する moshos ムスクに由来する。
  • 英名 grape hyacinth グレープヒアシンスは、小さな花が密集する様子をブドウの房にたとえたもの。

ムスカリの写真

2021/3/24 さいたま市 住宅街の道路脇
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