ナヨクサフジ 弱草藤

2021/4/2 さいたま市 住宅街の草地

草地に鮮やかな紫色が目立っていて、遠くからでも存在感があった。ムスカリかと思ったが、近づくと色も形も違う花だった。

基本データ&特徴

  • マメ科ソラマメ属 / 1~2年草 / 花期5~8月 / ヨーロッパ原産 / 日本各地で帰化
  • 花径は1.5cmほど。花は花序の片側につき、1つの花序に10~40個の花が並ぶ。
  • つる性の茎はよく分岐して他の草などにまとわりついて広がり、長さ2mほどになる。
  • 茎がなめらかなクサフジとは異なり、茎に軟毛が生える。
  • 羽状複葉で、細い楕円形の小葉が10対ほどつき、先端は巻きひげとなる。
  • 飼料や緑肥として世界に広く導入され、逸出したものが各地で野生化。
  • 旗弁の爪部(筒状部)が長く、旗弁の舷部(そり返った部分)のほぼ2倍の長さがある。
  • 花柄が萼筒の横に付いており、花柄より萼筒が後ろに突き出る。

名前の由来

  • なよなよした弱いクサフジ (草藤) という意味で名付けられた。
  • 「クサフジ」は、花と草全体がフジに似ていることから名付けられた。

ナヨクサフジの写真

2021/4/2 さいたま市 住宅街の草地
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