
棒ノ嶺登山の際に、岩茸石の手前の斜面にカタクリが点々と咲いていた。
基本データ&特徴
- 別名 : カタカゴ (堅香子)
- ユリ科 / 多年草 / 花期3~5月 / 在来種 / 北海道~九州
- 山地の少し湿った日当たりのよい場所に生える。高さは20~30cm。
- 実生から開花までは7~8年かかる。
- 古くから球根は、片栗粉の原料として食用・薬用に利用され、花や葉も食用になる。(現在の片栗粉はジャガイモとサツマイモから作られている)
- 種子には、アリが好むエライオソームという物質が付いており、アリに運ばれて種子が拡散される。
- 花を咲かせるようになってから10年ほどで寿命を迎える。
名前の由来
名前の由来には諸説ある。
- カタクリは花をつけない1枚の葉の株が多く、片葉には鹿の子に似たまだら模様が現れることから、「カタハカノコ (片葉鹿子)」と呼ばれ、変化して「カタカゴ」、さらに「カタクリ」となった。
- 籠を傾けたようにして咲くところから「カタカゴ (傾籠)」。変化して「カタクリ」となった。
- 食用となる球根の鱗片が 栗の実の片割れに似ていることから「片栗」の漢字があてられた。
カタクリの写真

