基本データ&特徴
- サトイモ科 / 多年草 / 花期4~6月 / 在来種 / 北海道~九州に分布
- 山地や原野の湿った林床に生える。色や形に変異が多い。
- マムシグサを含むテンナンショウ属は60種ほど有り、種類の特定が難しい。
- 雌雄異株で、栄養状態がよい年は雌株に、悪い年は雄株へと性転換する。
- 雄花には花粉をつけた虫が脱出できる穴が仏炎苞の基部にあり、雌花にはない。
- 仏炎苞は葉と同時に開き、緑~紫色で白い縦線が入る。
- 葉は2個つき、多数の小葉が鳥足状につく。
- 全草にシュウ酸カルシウムなどの有毒物質が含まれている。
- 秋にはずんぐりしたトウモロコシ形の真っ赤な集合果をつける。
名前の由来
名前の由来については諸説ある。
- 茎のまだら模様がマムシの模様に似ていることから。
- 前に折れ曲がった仏炎苞が、鎌首をもたげたマムシに似ているから。
- 新芽の姿がマムシの尻尾を立てた様子に似ていることから。
- マムシが生息していそうなじめじめしたところに生えることから。