マムシグサ 蝮草

2021年4月 山梨県上野原市 八重山

基本データ&特徴

  • サトイモ科 / 多年草 / 花期4~6月 / 在来種 / 北海道~九州に分布
  • 山地や原野の湿った林床に生える。色や形に変異が多い。
  • マムシグサを含むテンナンショウ属は60種ほど有り、種類の特定が難しい。
  • 雌雄異株で、栄養状態がよい年は雌株に、悪い年は雄株へと性転換する。
  • 雄花には花粉をつけた虫が脱出できる穴が仏炎苞の基部にあり、雌花にはない。
  • 仏炎苞は葉と同時に開き、緑~紫色で白い縦線が入る。
  • 葉は2個つき、多数の小葉が鳥足状につく。
  • 全草にシュウ酸カルシウムなどの有毒物質が含まれている。
  • 秋にはずんぐりしたトウモロコシ形の真っ赤な集合果をつける。

名前の由来

名前の由来については諸説ある。

  • 茎のまだら模様がマムシの模様に似ていることから。
  • 前に折れ曲がった仏炎苞が、鎌首をもたげたマムシに似ているから。
  • 新芽の姿がマムシの尻尾を立てた様子に似ていることから。
  • マムシが生息していそうなじめじめしたところに生えることから。

マムシグサの写真

2021年4月 山梨県上野原市 八重山
2021年4月 山梨県上野原市 八重山
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