用水路の中に大きなひと塊となって群生していた。太い茎から茎葉が雑然と伸びて、相争うように密集しており、ひと目で繁殖力の強さが伝わってきた。
基本データ&特徴
- オオバコ科 / 1年~多年草 / 花期4~9月 / ヨーロッパ~北アジア原産 / 日本各地に帰化
- 河原や水田、河川や湖沼など、水辺や湿地に繁殖する。
- 高さ30~100cm。根茎をのばして繁殖する。
- 葉の根元から花柄をのばして、4深裂した白紫色の花を多数つける。
- 葉は対生で楕円形。ごく小さな鋸歯がある。
- 種子は0.4mmと小さく、風に吹かれたり、動物に付着したりして拡散する。
- 1867年に神奈川県相模で採集。侵入時期は不明。
- 特定外来生物に指定されている。
- よく似たカワヂシャは、葉の縁に明確な鋸歯がある。
名前の由来
- 近縁種のカワヂシャより大きいのでオオカワヂシャと呼ばれる。
- カワヂシャ (川萵苣) は、川に生えるチシャの意味で、若葉がチシャのように食べられることが名の由来。
- ちなみに、チシャはレタスの和名。