川沿いの草地に色鮮やかな青色の花が群生していて、何か調べたらヤグルマギクだった。ドイツやフランスの国花になっているが、色と形に気品を感じる花である。
基本データ&特徴
- キク科 / 1年草 / 花期3~6月 / ヨーロッパ南部原産 / 日本各地に帰化
- もとは麦畑などに生える雑草。園芸用に改良され紫、白、桃色などの品種が作られた。
- 高さ30~100cmほどになる。
- 茎の先に八重咲きの筒状花をつける。
- 葉は互生。茎の下方につく葉は幅広の倒卵形で、羽状に裂ける。茎の上方につく葉は線状の披針形。
- 葉や茎に白い毛が生える。
- ドイツやフランスの国花。
- 花は乾燥しても色があせないので、ドライフラワーとしても利用される。
- 在来種であるユキノシタ科のヤグルマソウとは別種。
名前の由来
- 放射状に広がる花の形が、鯉のぼりの先端につける矢車のように見えることから。