オヤブジラミ 雄藪虱

2024年5月 東京都武蔵村山 野山北・六道山公園

基本データ&特徴

  • セリ科 / 越年草 / 花期4~6月 / 在来種 / 日本全土
  • 原野や原っぱに普通に生える。
  • 茎頂か分枝した先端に複散の花序をつける。花柄は2-4個とヤブジラミより少ない。
  • 花は白い5弁花で、ふちが紫色を帯びる。
  • 葉は3回3出羽状複葉で、小葉は細かく裂ける。
  • 茎や葉は紫色を帯びる。
  • 果実は長さ5~6mm。カギ状に曲がった刺毛があり、動物などにひっつく。

名前の由来

  • ヤブジラミより果実が大きく、茎葉が紫色を帯びることなどから、男性と見立てて「雄」とつけた。
  • ヤブジラミについては、種が「シラミ (虱)」に似ていて、ヤブに入るとひっつくことから。

オヤブジラミの写真

2024年5月 東京都武蔵村山 野山北・六道山公園
2024年5月 東京都武蔵村山 野山北・六道山公園
2024年5月 東京都武蔵村山 野山北・六道山公園
2024年5月 東京都武蔵村山 野山北・六道山公園
2021年5月 埼玉県 三又沼ビオトープ

ビオトープ内の草地に群生してヤブを形成していた。果実と花が小さくて、なかなかカメラのピントが合わなかった。

2021年5月 埼玉県 三又沼ビオトープ
2021年5月 埼玉県 三又沼ビオトープ
2021年5月 埼玉県 三又沼ビオトープ
2021年5月 埼玉県 三又沼ビオトープ
目次

オヤブジラミとヤブジラミの見分け方

  • オヤブジラミは4~6月が花期だが、ヤブジラミは5~7月が花期。
  • オヤブジラミの実の方が大きくて数が少なく、果柄が長い。そのためよりまばらに見える。
  • オヤブジラミの果実は紫色を帯びるが、ヤブジラミは緑色。
  • オヤブジラミの花は花弁の下が樽のように見えるが、ヤブジラミは花がまとまっていてより目立つ。
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