基本データ&特徴
- カタバミ科 / 多年草 / 花期6~7月 / 南アメリカ原産 / 日本各地に帰化
- 江戸時代末期に観賞用に渡来し、逸出して全国に広がった。高さ10~30cm。
- 花は淡い紅紫色の5弁花で、花弁の基部が薄い緑色になっている。
- 葯は白色で花粉はない。
- 茎の先端に数輪の散形花序をつける。花径1.5cmほど。
- 花は結実せず、地中の鱗茎によって増える。
- 葉は3小葉からなる掌状複葉で小葉は倒心形。根生葉のみで、長い柄がある。
名前の由来
- 花の色が紫色のカタバミであることから。
- 「カタバミ (片喰、傍食)」については、葉は日が陰ったり夜になると折りたたんだようになり、片側が食べられたように見えることから。
- カタバミの葉や茎にシュウ酸塩が含まれていて、噛むと酸味があることから、漢字名に「酢漿草」が当てられることもある。
ムラサキカタバミの写真
イモカタバミとムラサキカタバミの見分け方
- イモカタバミは花弁の基部は濃い紅色で、ムラサキカタバミは薄い緑色。
- イモカタバミの花の葯は黄色で、ムラサキカタバミは白色。