ムラサキカタバミ 紫片喰

2021年5月 埼玉県 上尾丸山公園

基本データ&特徴

  • カタバミ科 / 多年草 / 花期6~7月 / 南アメリカ原産 / 日本各地に帰化
  • 江戸時代末期に観賞用に渡来し、逸出して全国に広がった。高さ10~30cm。
  • 花は淡い紅紫色の5弁花で、花弁の基部が薄い緑色になっている。
  • 葯は白色で花粉はない。
  • 茎の先端に数輪の散形花序をつける。花径1.5cmほど。
  • 花は結実せず、地中の鱗茎によって増える。
  • 葉は3小葉からなる掌状複葉で小葉は倒心形。根生葉のみで、長い柄がある。

名前の由来

  • 花の色が紫色のカタバミであることから。
  • 「カタバミ (片喰、傍食)」については、葉は日が陰ったり夜になると折りたたんだようになり、片側が食べられたように見えることから。
  • カタバミの葉や茎にシュウ酸塩が含まれていて、噛むと酸味があることから、漢字名に「酢漿草」が当てられることもある。

ムラサキカタバミの写真

2021年5月 埼玉県 上尾丸山公園
2021年5月 埼玉県 上尾丸山公園

イモカタバミとムラサキカタバミの見分け方

  • イモカタバミは花弁の基部は濃い紅色で、ムラサキカタバミは薄い緑色。
  • イモカタバミの花の葯は黄色で、ムラサキカタバミは白色。
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